【コンバースワンスターレザー購入レビュー】日本製ワンスターJの特徴とインドネシア製との比較

コンバースが誇る名品ワンスター

 

コンバースワンスター日本製とその着こなし

 

代表作のオールスター(チャックテイラー)やジャックパーセルの陰に隠れ少しマニアックな香りのする名作。

 

あまり興味のない方からすれば「サイドに星マークがあるコンバースの靴」であり、ほどほどに知られている普通のスニーカー。

 

しかしこのワンスター。

コンバースの歴史を語る上で欠かす事のできない重要なスニーカーである。

 

以前からとても気になっていたスニーカーで今回ようやく手にする事ができた。

 

ワンスターJ は革の質感も高い

さっそく確認していく事にしよう。

 

スポンサーリンク

定番スニーカーコンバースのワンスターについて

歴史

1960年頃、プロバスケットボール選手たちの80%はコンバースのオールスターを使用していた。

 

選手たちは次第に機能性を求めるようになってくる。そこで耐久性のある素材を使用し作られたのが革製オールスター。

 

そう、ワンスターの登場である。

 

しかしこのワンスター、当初はたったの4年しか作られなかった悲運のシューズ。

理由は原材料など製造上の問題がそこにあった。

 

幻のスニーカーと呼ばれる理由

短期間しか製造されなかった理由としてはワンスターに使用しているスムースレザーの調達が困難になった事。それによりやむなく生産終了となる。

その短い製造期間ゆえ幻のスニーカーと呼ばれることにもなった訳だ。

 

それから当分の間作られる事もなく、1984年に復刻版が登場するまで沈黙を守っていた。

 

現在はたくさんの復刻や派生モデルも製品化され手にする事ができる為、ワンスターはそこまで珍しいものではない。

 

もちろん当時のオリジナルという事になればそうそう目にできるものでは無く希少価値も非常に高いものとなるだろう。

 

しかし対する数々の復刻モデルも秀逸で実際に履いて楽しむという点で非常に価値がある。

加えて、歴史に触れた上で履くということは非常に味わい深いもの。

 

では、現代のワンスターについて確認していこう。

 

 

 

ワンスターJ(レザー)の特徴

 

復刻版

ワンスターメイドインジャパン

ワンスター日本製の復刻版。今回購入したモデルである。

インソールにメイドインジャパン(made in japan)の記載が見て取れる。

 

1984年より都度復刻のモデルを出して来たワンスター。

日本企画のモデルに関してはあのムーンスターが手がけ、その品質には定評がある。

現在はワンスターJ というモデル。

 

ワンスターの星

ひとつ星が与えるインパクト。

クラシックな佇まいで派手すぎずシンプルすぎず定番品の風格がただよう。

 

 

ワンスターの耐摩耗ソール

アウトソールは耐摩耗仕様。

ガシガシ使いたい自分にとっては好都合。スニーカーは飾るものではなく履く為のものなのだ。

 

 

日本製とインドネシア製の違い

購入時、違いを知った上で日本製もしくはインドネシア製を選ぶつもりであった。

このふたつについては見分ける事が可能。

 

日本製とインドネシア製の見分けが可能な箇所
ヒールパッチ:ロゴの違い

シュータン(ベロ):ロゴ(表記)の違い

インソール:カップインソール採用か否か

 

上記のとおりディテールから見分けることはできるのだが遠目では正直わかりにくい(特に正面からでは)。

ヒールパッチ

ワンスターのヒールパッチ

まず最も目立つ部分であるヒールパッチ。

日本製はご覧のALL STAR表記、インドネシア製はONE STARのヒールパッチとなる。

 

ちなみにオリジナルのものは基本的にALL STARのヒールパッチ仕様。

 

そもそもワンスターという名前自体後から付けられたもので元々はレザー仕様のオールスターがワンスターと呼ばれていった歴史がある。

 

 

シュータン

ワンスターのシュータン

シュータン。

 

このシュータン部分、オールスターのそれと異なりかなり厚手。クッションが効いておりしっかりと足を保護してくれる。

 

日本製がALLSTAR表記、インドネシア製がONE STARの表記となっておりわかりやすい。

 

 

インソール

そしてもう一点の違いはインソール

日本製はカップインソール無し。インドネシア製の方はカップインソールを採用している。

 

オリジナルに近いのは日本製だが、履き心地はカップインソール有りの方が良いだろう。

 

まあ、履き心地を重視する方はワンスター以外のスニーカーを選ぶ気がするしよく履かれているオールスター(カップインソールなし)を想像していただければ着用感覚は分かっていただけるだろう。

 

色々と検討した結果、作りの精度とオリジナルに近いディテールから今回は日本製をセレクトした。

※現在インドネシア製は在庫が残っているもののみ、日本製の方が手に入れやすい状況

 

コンバースに代表される白ソールのスニーカーについて

【白ソールの黒スニーカー】ホワイトソールの効果とスニーカーの種類について
黒スニーカーは使いやすい。 黒色がもつ特性によりコーディネート全体を引き締め、色の重厚感により下半身の印象が安定する。 黒スニーカーについて そんな黒スニーカーの中でも、さらに使い勝手が良いのが白ソールを配したもの。 黒スニーカーと白ソール...

 

 

 

ワンスターのコーディネート

色は使いやすいブラック。

上品なレザーの光沢と白ソールの厚みが効いており重くなりすぎないルックス。

スラックスできれいにまとめたりチノとモノトーンで揃えた着こなしにも合いそう。

 

ワンスターレザー

 

単体でも予想以上に映える。クラシックな格好良さとかわいらしい丸みのあるデザインのちょうど中間。

 

ヒールパッチにオールスターの文字

後ろからもしっとりとしたレザーの存在感。

 

 

今回は黒にして正解。カラフルなモデルも魅力的だが汎用性も重視して選んだ。あらゆる部位で白のデザインが効いており黒スニーカーでもインパクトは強い。

 

幻と呼ばれていたスニーカー。

現代の定番として履き倒す。

 

 

 

ワンスターは大きめ?サイズ感についてはこちら

【コンバースのワンスターのサイズ感】大きめ小さめの判断と選び方について
ワンスター。アッパーのひとつ星が格好良いコンバースの名品。 今回はそんなワンスターの悩ましいサイズ選びについて。 ワンスター(ONE STAR)のサイズ感 ワンスターは、同じコンバースであるオールスター(チャックテイラー)とサイズ感が異なっ...