スラックスとは?
スラックスのイメージ
スラックスといえば。
● スーツのズボン
● 折り目のあるパンツ
● ビジネスカジュアルの服装の人が穿いているパンツ
一般的イメージはこんな所だろうか。
お洒落に興味がない人から見れば「ビジネスで穿くようなパンツ」ぐらいにしか思わない。
しかし、このスラックス、使いこなす事によりコーディネートの幅は広がり着まわしが格段にラクになる。
これはカジュアルにおいての革靴のポジションに似ているから。
カジュアルで履く革靴
今回はスラックスと着こなしが簡単な理由について。
さっそく確認していこう。
スラックスの意味
スラックス(slacks):「ゆるい」と言う意味を持つ。
ゆとりのあるウールやコットン地の薄手のパンツでフォーマルやビジネスで使われる事が多くスーツのズボンも一般的にはこう呼ばれる。
元は女性用のズボンを指していたが今となってはもちろん男性用のものもスラックスと呼ばれている。
やはりイメージされるのはスーツのズボン。
ビジネスやそれに準ずるビジネスカジュアルなどにはマッチするものの、普段使いをするには少し難しく感じてしまう。
ビジネスカジュアルについて
身近に感じているジーンズやチノパンに比べかしこまった作りのスラックス。
はたしてカジュアルにおいて使えるアイテムなのだろうか?
スラックスの着こなし
スラックスは万能
実はカジュアルにおいてのスラックスはお洒落の幅を広げ、着こなしそのものを格上げできる重要なアイテム。
しかしお洒落な人だけがこういう事を知って着こなし、格好良くキメている。
今まで穿いた事のない人にとってのスラックスは折り目付きでかしこまっているし、素材的にかっちりしたものも多い。
だから取り入れるまでのハードルが高い。
しかし、本当は非常に便利かつ簡単に使うことができる。
スラックスは初心者が思っているよりずっと簡単な万能パンツである。
そう、デニムの方がよほど難しい。
スーツのズボンだし他の服との組み合わせも難しいのでは?
実際に穿いてみるまではそう感じていた。
しかし、スーツのズボンにも使われるものだから組み合わせやすい。
キレイに穿くパンツだからこそ着こなしやすいのだ。
その理由について見ていこう。
スラックスの着こなしが簡単な理由
キレイな着こなし
カジュアル寄りになりやすいコーディネートにスラックスを取り入れるだけできれいな雰囲気が作れる。
ラフなアイテムで全身を固めたとして、それでもスラックスを1点投入すればきれいにコーディネートする事も可能。
スニーカーとの相性
カジュアルといえばスニーカー。
特にコンバースを始めとするローテクとの相性が非常に良い。
鉄板、スラックスとワンスター
ガゼルのスポーティな雰囲気にも違和感なく合う
お互いの特性がミックスされ、きれいなスラックス、スポーティかつカジュアルなスニーカーを両方引き立てる。
クリースによる縦ラインの強調
折り目(クリース)はドレスを象徴するディテールで、縦のラインが強調され足長に見せる効果もある。
余計な装飾や不要なパーツは無く、足のラインもスッキリと
上品に見せる事ができる。
このようにいつも穿きなれたデニムより汎用性という点では優っていると考える。
スラックスのコーディネート例
ナイロン系フードブルゾン。インナーにはシンプルなカットソー。
ここにスラックス。カジュアルパンツを合わせるても問題ないのだがより上品ですっきりとしたコーディネートにき組み立てる事が可能。
スウェットやパーカ、Tシャツなどのカジュアルアイテムと合わせることでかえってバランスよくまとまる。それがスラックスの懐の深さ。
スラックスであればワイドパンツを取り入れてもすんなりと使う事ができる。
カラーの絞り込みとパンツ以外をコンパクトにサイジングにする事ですっきりとまとめている。
スラックスの一点投下でどこかラフになりすぎないまとまりを見せてくれる。
スラックス。カジュアルの着こなしにおける名バランサー。