ファッションにおける流行とは?
あらゆるショップやECサイトをひとたび覗いて見よう。そこには流行に溢れている。
流行とは→ Mode、Trend、Fad、Fashion:流行(りゅうこう、はやり)は、ある社会のある時点で、特定の思考、表現形式、製品などがその社会へ浸透・普及していく過程にある状態を表す。
実は皆さんも気づいているのではないだろうか。
よく見るとどの店にも同じ様な服が並んでいる。
同じ様な服に溢れている
もちろん厳密に言えばどれも違うし、ブランド、ショップを調べて検討すれば自分好みで流行外の服を揃えることはできる。
そうはいっても、新しい服が欲しいとして、ショップやサイトを覗いたとする。その場合、間違いなく流行の服が目に入ってくる。
何となく探しただけでもだ。流行のデザインであったり種類、テイストの違いは当然あれど、売られているアイテムはその年流行のもの。
このように我々は半自動的に流行に乗っかっている。
これはもちろんわるいことではない。
流行がなかったらファッションはつまらないものになるだろう。
ある種の緩いレールというか、道標的なものがあって良いと思っている。
流行自体は華やかで、見ているだけでも楽しいし、着ていて新鮮な気持ちにさせてくれるから。
流行は驚くほど早い
しかし、流行がもたらす事象に、どうしても残念なことがある。
昨年気に入って購入したアイテムが今年はもうない、という事。
無いと知った時にそこで思う。いやいや形はベーシックだし黒なら今季もアリでしょ。
しかし、問答無用に置いてない。というより生産すらされていない。
これはよくあることだ。
他にも、昨年と同じ型を買ったのに形、仕様が違う。去年はスタンダードなシルエットだったものが今年は流行を押さえたビッグシルエットに。
仕方ないのだろう。ある少数派のニーズより新規含む多数派のために売っていくところがある。定番だって少しづつ形を流行や時代に合わせてかたちを変えるのは致し方ない。
でも、正直な感想はこれだ。
せめてもう少し選択させて欲しい。これでは好きなものを選ぶ余裕が無いよ。
無意識的に流行服を取らざるをえない。そんな感覚。
自分が流行を選ぶ
流行服は数年続くものもあれば1年で見なくなるものある。そういった流行との付き合い方を考える。
しかし、実はそう言っても明確な答えはここに無い。
なぜかといえば、ファッションは自らに選択を委ねられているから。
シンプルに3点。
1.流行が過ぎても着る→ とても気に入って使うならば何より。しっかり愛用する。
2.流行が過ぎたら着ない(着れない)→ しっかり楽しむことを前提、コストを抑えて買う。リユースに回す。いずれにせよロスは出るわけでできれば買わない。
3.買わない→ アパレル業界、関係者の方に怒られるかもしれない。しかし数年後すぐ着なくなるようでは非常に悲しい。着なくなるのものは最初から買わない。
つまり、自らが流行自体を選ぶ事。
頑なに取り入れずに買わない。それも良い。プチプラでなら流行もあるし、コストもかからない。それでも良い。
お気に入りのハイブランド、ガチで流行を着る。格好良いだろう。
大事なのは流行を無駄にしない。最大限に選び自分の選択した流行を楽しむ事。
流行は自らが選ぶ。
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