モノトーンとは?
モノトーン:単色や白黒などの意味を持ち。 白・黒・グレーを中心とする無彩色の明暗で表されるもの。モノクロトーンの略。
白、黒、グレー。誰しもが使っているであろうモノトーン。日々のコーディネートでもモノトーンは非常に重要。
今回はお洒落におけるモノトーンの有用性と着こなしについて考察する。
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無彩色が皆に使われる理由
なぜファッションやそれにともなう着こなしではモノトーン(無彩色)がよく使われるのだろう。
これにはいくつかの理由がある。
有彩色に合わせやすい
モノトーンは他の色との親和性が高い。赤や緑など有彩色と組み合わせても違和感なく馴染む。相性を無視して選ぶことができるのがモノトーンの最大の強み。
印象が明確
明度も見た目で計りやすく(白→グレー→黒の順番で暗くなる)清潔感の白や高級、重厚な黒、それぞれの中間的なグレーと使い分けが容易で他の人から見ても明瞭。
目立たない
多い分量で使用しても失敗が少ない。有彩色は使う場所や分量などによって悪目立ちしやすい。モノトーンの場合は良い意味で目立たない為リスクを軽減してくれる。
ドレッシー
同じ着こなしをしたとして赤などの有彩色とモノトーンとでは印象が大きく変わる。モノトーンはキレイでシックなイメージを与えることができカジュアルなイメージを抑えるのにも効果的。上手に使うことでコーディネートを上品に見せることも可能。
以上のようにモノトーンは非常に便利。着こなしをシンプルにしコーディネートをキレイに振ることができる。
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モノトーンの着こなし
ではモノトーンの着こなしはどのようにまとめれば上手におさまるのだろう。
モノトーンのコーディネートで重要なポイント。
それは分量である。
モノトーンの分量による見え方と違い
こちらは無彩色であるモノトーンのみでの組み合わせ。全身が黒に偏っていたり白やグレーに偏っていたりしないよう注意して組み合わせている。
もちろん黒(暗い)が多いパターンや白(明るい)が多いパターンでの着こなしができないわけではない。しかしまとまりを考える場合に明るさのバランスをとるコーディネートは非常に有効である。
分量で着こなす
上記でいうと分量比率で白4:グレー4:黒2で組み合わせている状態
一見黒の分量だけが若干少なく感じるが、上半身は白、肌の色で非常に明るい、対して下半身はダークグレー、黒と全体の明るさとしては、ほぼ1:1(明:暗)。
分解するといささか細かいがこのようにモノトーンの場合は自然に明暗の分量のみで全体のバランスを取っている事になる。
おしゃれな人は頭で考えず感覚でこれを構築している。
だからお洒落。
有彩色はなぜ難しい?
有彩色が入ると色の鮮やかさ(彩度)や色同士の組み合わせが入るため要素が増えて難しくなる。だからモノトーンのみの方が失敗は少ない訳だ。
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このように、モノトーンの着こなしでは明るさの分量に注意し着こなせば比較的簡単にまとめる事ができる。
もちろんデザインやサイジング(シルエット)を整えるのは前提となるのだが。

無彩色(モノトーン)を極めよう。色の引き算。