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アウターウェアの選び方
アウターとは?
つまりはインナーの上に着る服(上着)のこと。
ではそのアウター、普段どのように選んでいるのだろうか?
気に入ったものや吟味したものを身につける人、はたまた安いもので十分とそれなりのものを割り切って選ぶ人。
このように選び方は人それぞれ。
今回は、そんなアウターの選び方とその基準について考えていく事にする。
アウター選びの諸条件と価格について
アウターを選ぶ際の諸条件と価格に対する考え方について。考察を進めていく。
アウターの選び方
アウターを選ぶ場合、好みや用途など、条件を絞って決めることにより希望のものは見つけやすい。
さっそく項目ごとに視点を変え、みていく事にしよう。
ブランド
まずはブランド名で選ぶ考え方について。
好みのブランドの方向性や歴史、ネームヴァリューそのものが所有欲に大きく影響する。
人によっては、特定のブランドで服を選ぶ事だけでスタイルがまとまることさえある。だからブランド先行で選ぶメリットもやはりある。
機能性
そして、機能性で選ぶアウター。
寒い冬や雨の日にも安心して使えるもの。そうして考えた場合、防寒・保温・防水・着心地など、機能的に優れたものが好まれる。
なにしろアウターは外側に着るもの。だからスペックで服を選ぶのもひとつ。透湿性はどうだ、フィルパワーはどうだと、こだわりはじめればキリがないが選ぶ楽しみも増える。
デザイン
デザインからアウターを選ぶ。
デザイン自体は好みがもっとも分かれる所。
しかし、実は見た目が好きなものを選んでいる場合後悔は少ない気がしている。
好きなものはすき。直感で選ぶこともできる。
例えば自分の場合、ジージャンのデザインが好きだ。それは理屈ではない。
素材
そして、素材による選び方。
同じかたちやデザインに見えたとしても素材や質感が違えば印象は大きくかわる。
機能面でみてもかたいのか柔らかいのか?はたまた起毛素材なのかツルツルと滑らかなものなのか?
自宅で手軽に洗えるものなのかデリケートで希少な素材なのか?好みはデザインとも連動しているのが素材。
流行
トレンド(流行)。
せっかく選ぶなら流行の服だから決めるというのもひとつの考え。
旬のアイテムであれば品揃えも十分で、豊富な選択肢からセレクトする事ができるし、世間の空気感や流れに乗るのも楽しい。
流行と量産型ファッションについて
価格(金額)で選ぶ
以上のようにそれぞれの基準でアウターを選び決めていく。
しかし、この中でブランドや機能、デザインを優先して選ぼうとした場合にどうしても超えられない壁が現れる。
それがアウターの価格(金額)。
金額だけがすべてではないが、お金をかける事ができるかどうかで選択肢は随分と変わっていく。
現実的であり、悩ましい価格の問題。
アウターにお金をかけるべきか?
では、アウターを選ぶ際にお金をかけるべきなのだろうか?
安いアウター
価格の安いアウターについて。
安価で非常に優れた服も存在する。 安かろう悪かろうとも言い切れず、むしろ価格が高いからイコール良いものと決めるのは非常に危険。
実際、UNIQLO(ユニクロ)をはじめとしたロープライスながら品質も必要十分で使い勝手の良い服は多く存在する。
しかし、同時に注意も必要で、安価な服を着こなす場合「たくさんある中から良品を選ぶ目」や「組み合わせを工夫する力」が必要になるケースも多い。
よくもわるくも「無難」「フラットな印象」を与える可能性が高いと考える。
安いからだけで服を買う
実は難しい、UNIQLOは上級者向け?
※もちろん着こなしやアイテムの選び方次第で非常にお洒落に着こなしている方も多くいる
価格(金額)が高いアウター
という事で。アウターにお金をかけるべきか?と問われた場合。
個人的な考えとしては、
答え:お金をかける
と回答したい。
単純な考えで価格(金額)が高いアウターの方が「選択肢が広がり効果が高いから」である。
しかし、これはただ高いアウターを選べば良いという話ではない。
アウターにお金をかけた方が良い理由
もちろん、前述したUNIQLOをはじめ、低価格帯で選ぶアウターでも有用なものを見つける事はできる。
しかし、現実的にはもっと選択肢を広げたい。「安いから」で買うのではなく、あくまで好みやデザイン、機能性や素材など、総合的にとらえ、まず優先して探していく。
それにより自分好み、長く使えるなど有益な部分が多いからだと考える。
では具体的な理由についてもさらに確認していこう。
目立つ
まずは「目立つから」という非常に単純な理由から。
しかし、これがあなどれない。
アウターは外側に着るトップス。必然的に面積も大きくなるし、季節感、デザインなど見てすぐ分かる。
真冬の主役アウターであるダウンは存在感も大きい
つまり「目立つ」から費用対効果も高くなるという考え。
当然、見えない部分に高価でデザインが効いたものを使ったとしても見えない為効果は薄い。見えない所こそ本当のお洒落という考えもわかるがそれはまた別の話。
アウターが印象を決める
お洒落にみえる人がいるとする。
その場合、まず間違いなくアウターのセレクトや着こなし方に凝っている。
コーディネートのおよそ半分を占めるアウターが全体の印象を大きく左右するのいうまでもない。
アウターが着こなし(コーディネート)に直結するため、できる限りこだわりたい。
※アウターは安価でフラットなものを使用し、着こなしや組み合わせでお洒落にみせるという事もあるが簡単だとは思わない
長期に渡り使用できる
以上のように、同じ服にお金をかけるとしても、アウターに重きを置くというのはそれ相応の効果があると考える。
※繰り返しになるが「ただ高いものを買えば良い」という事ではなく選択肢を増やすという事
例えば、¥10000のアウターを毎年買うくらいならば¥30000のアウターを3年使う。
¥50000のアウターを5年以上使うといった具合(もちろんモノによっては難しいが)。
一生モノについて
まとめ
良質のものを見極め、妥協なく選ぶ事により、デザイン・機能・ブランド価値とを楽しみ、メンテナンスを行っていくことで長期に渡り愛用する。
これが、前向きな意味でアウターにお金をかけるという事。
ただの消費ではなく、服そのものを楽しむひとつの選択肢だと考える。