ファッションはトータルコーディネート。
つまりは全身に気を遣うという事。
もちろんそういう決まりがあるという訳ではない。
しかし、ひとつのアイテムだけでおしゃれは成立しない。様々な組み合わせや相性、時と場合による使い分けなど様々な要素によって成り立っている。
ここがお洒落の面白さでもあり複雑な所でもある。
着まわしも効いてデザイン性も高い定番の〇〇という服を買ったとする。しかしそれひとつだけでお洒落になるという事はない。
トップスもボトムス、髪型、靴もちいさなアクセサリーだって全体のバランスに影響を与えている。
このようにわれわれは全身でおしゃれをしている。
一点豪華主義とファッション
一点豪華主義とは?
では、ファッションが全身で表現されるものだとして、その為には全身を高価かつこだわりに溢れたものにしなければならないのだろうか?
そんなことはない。
一点豪華主義という言葉がある。
ファッションにおいてもこの一点豪華主義を使った着こなしが存在する。
一点豪華主義は格好悪いのか
この一点豪華主義。どこか良いイメージがない。
言葉の響きが良くない。
いったいどうしてだろうか?
とりあえずで一点のみ高価なブランドアイテムを投入する。
他のアイテムにこだわりがない為バランスがわるくおしゃれに見えない。
以上のようなネガティブが先行し、わるいイメージがついている様に思う。
時計だけ高価であるとか組み合わせはそっちのけで靴が限定品でとても希少性があるとか。一部分にしか行き届いていないネガティブイメージ。
もちろんお洒落は自由である。どんな合わせ方やセレクトをしても良い。
しかし、他人の目には全体のバランスが映っている。
一点のこだわりアイテムだけを見ている訳ではないのだ。
こだわりの服を一点投入したとして、それが全体の中で活きているかどうかが印象を大きく左右する。
そう、服は着るもの。一点豪華な服に着られてはいけない。
着こなしとファッション
前述した通り、ある一点にブランド服や希少な服を着たからといって着こなしが格好良くなるわけではない。
ではどうしたら一点豪華なアイテムを着こなす事ができるのだろうか?
こだわりアイテムを主役にして引き立ててコーディネートする。
これに尽きるだろう。
豪華な一点アイテムは価値が高いものや希少な限定品、高品質なものやシルエットが素晴らしいものであるはず。
それを組み合わせにより活かし引き立てることで自然にコーディネートする。
主役アイテムの活かし方
では一点豪華なアイテムを組み合わせにより引き立てるにはどのようにしたら良いだろう?
まずはそのアイテムの特徴をおさえる事。
高級時計やレアな限定スニーカーであれば共通する特徴として個性的でクセがあるという所があげられる。
稀にシンプルなアイテムもあるが大概はデザインが効いていたり主張がつよかったりと着こなしに工夫を要するものが多い。
これらは脇役を使い引き立てることで必ず光る。
むしろ主役以外の服の使い方が重要なのである。
脇役服の代表UNIQLOについて
具体的な組み合わせの手法についてもみていこう。
テイストを合わせる
スポーティな時計にカッチリ真面目なスタイルを組み合わせてはバランスが取れない。
もちろんあえてそうする場合もあるがシンプルな着こなしで進めていくのなら同テイストでいくのがセオリー。
ましてや今回はクセがある主役アイテムたち。テイストを合わせる事により全体で映った際によく馴染む。
サイズと色
おしゃれはサイジングとカラーでほぼほぼ決まる。
当ブログでは何度も同じ事を言っているがここさえ整っていれば好きに組みわせをしたとしてもバランスは一定に保たれる。
着こなしの要サイジングについて
カラーコーディネートについて
シルエット(サイジング)の構築とカラーリングを整えればあとは好みの服を着るだけ。
以上、一点豪華主義ファッションを引き立てるための着こなしについて。
テイストの統一、サイジング、脇役服のセレクトにカラーリング。
一点投下のこだわりで見せよう。