着ない(使わない)服は買わないように心がけている。
それはこだわりのようなもので、いつの頃からかそうする様になった。
今回は着ない服は買わない。その理由と買い物のミニマル化について考察していく事にする。
着ない服は買わない
服を選ぶ場合にはじっくり調べ、買う前から組み合わせを考えたり、どのように使うか明確にしてから購入する。
なぜならたくさん服の買い物の失敗をしてきたから。
買ったはよいものの何かしっくりこない、単品で見ている分には素敵だが自分で着てみるとイマイチ。
このような経験がじっくりモノを選ぶようになるきっかけになったのだと思う。
おしゃれのきっかけについて
そしていつの間にか、着ない(使わない)服は買わない。このようになっていった。
それは、ファッションの楽しみ方として比較的「スロー」な考え方になるかもしれない。
少し前から話題にあがっているミニマリストの考え方に近いのかと感じている。
ミニマリストとは?
ここ数年で「ミニマリスト」というキーワードをよく耳にするようになった。
さてミニマリストとはどういったものだろう?
ミニマリスト=ミニマルな人
意味合いとしてはこのようになる。
ミニマル
ではミニマルとは?
どういった意味をもつのだろうか。
ミニマルの意味は日本の辞書においてはミニマム(英: minimum)と同じだが、英語圏では完全に区別して用いられる。ミニマルは形容詞、ミニマムは形容詞としてだけでなく名詞としても使われる。
形容詞としては、ミニマルは単に「必要最小限」「最も小さい/少ない」という意味で使われ、ミニマムは「ある定められた範囲における最小限」を指す意味で使われる。
最小限度。限りある中でもっとも小さい(少ない)もの。少ない要素で必要十分な状態を指す。
それが「ミニマル」である。
あまりに多くのモノが溢れる現代において、スマートな生活を送るヒントになると考えている。
ミニマリストと買い物
そして、このようにミニマルな考えや行動をする人が「ミニマリスト」という事になるだろう。
最小限度の状態(ミニマル)を指向、実践し生活する人の事。
ミニマリストといわれる人は、モノの数を絞って生活やファッションを楽しみ、ライフスタイルを構築していく。
ひとくちにミニマリストと言っても程度の違いはあるが、特定層に関してはファンションの買い物に関しても絞り込みが凄まじい。
ミニマリストのファッション
例をあげると、ビジネスとカジュアルでシャツを完全に兼用したり、同型同色の靴やパンツを必要な数だけ所有し、着る際に迷わない様に制限する。
全身でも数種類しか服を持たず着回し前提、絞り込み前提での服選びのみを執り行う。
もはやデザインを楽しむというよりも実用性と絞り込み自体を楽しむという思考といえるだろう。
服を買わないお洒落をしないという制限的な考え方
正直かなり振り切っており、個人的には手放しで見習おうとは思わない。
しかし、シンプルライフを目指したり、モノを大事に使うという点では非常に現代的。エコロジーな考え方だと思われる。
漠然と服を選び、着ないで捨ててしまうよりは共感できる部分が多い。
着ない(使わない)服を買わない理由
ではそんなミニマリストの買い物と共通する部分のある、着ない服は買わない事について。さらに深堀していこう。
なぜ着ない服を買わないのだろうか?
考えをまとめた所、下記の通り分ける事ができた。
● 好みがはっきりしている
● お金は有限
● 捨てるのが嫌い
● モノを大事に使いたい
以上の理由から着ない服は買わない。
好みがはっきりしている
ひとつ目の理由は好みがはっきりしている事。
だから着ない服は買わない。
好きなものが決まっている為、選択に迷いが生じる事がない。
好きでもない服は買わないし着る事もなくなる訳である。
お金は有限
そして、お金の問題。
当然使えるお金には限りがある。慎重に選び抜く事で本当に有用な服をセレクトする事が可能。
欲しいものを吟味して買う事で着ない服は買わない。
買えないではなく欲しいものしか買わないのだ。
捨てるのが嫌い
そして案外切実な、いらないものの処分に関する部分。
物を捨てるのには労力とコストがかかる。いらないから捨てると簡単に考えられればよいが、現実はそうはいかない。
手間はかかるし場合によっては処分自体に費用がかかる。
捨てるかもしれない着ない服は買わない。
物を大事に使いたい
そして、せっかく手にしたお気に入りのファッションアイテムである。できれば愛着を持って大事に使いたい。
そう思うのは自然な事だと思う。
本当に気にいったものであればそれはより強い気持ちとなる。だから大事に使いたいもの以外は買わない。
以上の理由。
着ない服は買わない。にはしっかりとした理由があった。
着ない服を買わないメリット
では、着ない服を買わないメリットについても確認していこう。
管理しやすい
まずはその管理。
着ない服は買わず、気に入った着たい服だけがある場合、クローゼットの管理や把握が容易。
おまけにメンテナンスにも手が回る。
着ない服がないのだからほこりをかぶる事もない。
着まわし
そして着回し。
着ない服を買わない為少ない服の種類を活用していく事になる。
自然に着回しもおこなわれコーディネートの腕を磨いていく事になるだろう。
少ないアイテムの着回しについて
コスト
最後はコスト。
不要な服を買わないのいだから無駄な出費がない。
当然処分コストもかからない。もろもろを厳選した好みの品物やその他の費用にまわす事ができる。
以上、着ない服を買わない事によるメリット。
自分などは、モノを選ぶ際散々悩んだ上買わない事もある。価格にかかわらず店頭の品物やネット画面とにらめっこし、買う買わないを悩むことも度々。もはやクセになってしまったのかもしれない。
しかし、これが楽しい。最終的には気に入った着る服(使う服)だけを選ぶ事ができるのだから。
まとめ
ここまで「着ない服を買わない」事について、ミニマリストの買い物に触れつつ考察を進めてきた。
これは、ただモノを減らせば良いとは考えていない。
大事なのはそこに遊び=楽しみがあるかどうか。そして、結果本当に気に入ったモノを使う事ができるかどうか。
このように考えている。
手元に残った服はその数以上におおきな満足を与えてくれるだろう。