デニムジャケット(ジージャン)。
年齢性別問わず、愛用されている定番アウター。
では、このデニムジャケットはいつからいつまで、どの季節(時期)に着られる服なのだろうか?
春や秋に着用されているイメージがあるが、実際の所どのぐらいの気温で着られる服なのか。
気温別の適性インナーについて触れながら確認していく事にする。
デニムジャケット(ジージャン)いつからいつまで着れるか?
デニムジャケット(ジージャン)はいつからいつまで着れるのだろうか?
この問いに対しては、レイヤードや適切なインナーの選択が必要ではあるが「真夏以外着用できる」という回答になる。
一般的には、3月下旬から5月ごろまでの春と、9月から11月の間のいわゆる秋が季節的にもデニムジャケット着用のピークだと考える。しかし「着られる」という観点からはさらに長いシーズンで使用可能。
例えば、6月に入った梅雨の時期では雨濡れに注意が必要なものの気温が低いもあり、着用自体は可能となる。
続いては7、8月。夏真っ只中となり、この時期に関しては着用は原則難しい。朝・晩や気温が著しく低い日限定での使用と考えてよいだろう。
12月から2月までの冬に関しては、室内での着用やアウターオンアウターでのインナーとしての使用であれば十分に使用可能。
以上のように気温に注意しインナーやレイヤードを調整すれば春夏秋冬ほぼオールシーズンで使用する事が可能。
デニムジャケット(ジージャン)を着れる気温と気温別の適正インナー
デニムジャケット(ジージャン)を着れる気温と気温別の適性インナーについて、確認を進めていこう。
デニムジャケット(ジージャン)を着れる気温
デニムジャケット(ジージャン)を着れる気温。
これに関しては最高気温で15度から20度前半までが快適だと考える。
これより高い気温、低い気温の場合は着用時にインナーやレーヤードに工夫が求められる。
インナーアイテムの選択やジャケットボタンの着脱、レイヤードを調整する事で15度以下、20度を超えるそれぞれの気温でもデニムジャケットを使用する事ができるだろう。
デニムジャケット(ジージャン)着用の際、気温に合わせた着こなしがいかに大事なことかよくわかる。
デニムジャケット(ジージャン)気温別の適正インナー
では、デニムジャケット(ジージャン)の気温別適正インナーについて。
最高気温別に確認していこう。
【最高気温15度前後】
まずは、最高気温で15度前後の場合。
やや厚手のスウェットやパーカ、ニットなど保温性を重視したものを中心に選んでいこう。
パーカ→ 首元をフードで覆うことで冷たい空気を防ぎ保温することができる。レイヤードの際はフードに厚みのないものだと襟周りがゴワつかない。
ニット→ しっかり保温できるものを。しかし着膨れして見えるのでサイズや厚手・薄手にも注意。
以上、最高気温が15度前後であれば保温力があるものを。ただし着膨れして見えたり、窮屈になりすぎないようサイズ感やデザインに気をつけて選ぶ必要があるだろう。
【最高気温15度から20℃未満】
続いては、最高気温で15度から20度前後までの場合。
平均的な厚みをもったスウェットやパーカ、カットソー、シャツなど幅広く選択できるのがこの気温帯。
薄手のスウェット→ 厚さとデザインのバランスがとれたものを選ぶ。
カットソー・シャツ→ デザインはもちろん、裾の長さによって印象が変わる為気をつける。
このように、インナーとしてチョイスしやすい厚さやかたち、デザインから幅広く選ぶ事ができる。
用途に合わせ様々な組み合わせを楽しもう。
【最高気温20度以上】
そして、最高気温で20度を超えてくる場合。
ほぼ半袖に限定される気温帯となるだろう。
Tシャツ→ ネックにも注意。Vネック等開きがあるものだとさらに涼しく着ることができる。
基本、インナーはTシャツを想定する事になるだろう。その中でもネックタイプで変化を加えたたり、素材や色、裾丈のチョイスなどでコーディネートを構築していくのが面白い。
【最高気温10度未満(真冬)】
そして、最高気温で10度を下回る場合。
一般的にはデニムジャケットをアウターとして使用するには気温が低すぎて難しい気温帯。ボア・ライナー付きのデニムジャケットならば例外となるが、その他の方法としてはアウターオンアウターで使用する方法が残されている。
アウターオンアウター→ デニムジャケットをインナーとして使いコート等アウターの中に着る手法。きれい目のコートを程良くカジュアルダウンさせる組み合わせで真冬のマンネリしやすいコーディネートに変化をもたらす。
少し特殊なコーディネートとなるが真冬にデニムジャケットを採用するには非常に有効な着こなしであると考える。
以上、デニムジャケット(ジージャン)は気温別に適性インナーと組み合わせる事でほとんどの気温で着用が可能。
デニムジャケット(ジージャン)の季節とコーディネート(着こなし)
デニムジャケット(ジージャン)の季節とコーディネート(着こなし)について。
ここまで、デニムジャケットと気温、適性インナーについて述べてきたが。季節ごとの使用感とコーディネート(着こなし)に関しても確認していく事にする。
春のデニムジャケット(ジージャン)とコーディネート(着こなし)
春に着用するデニムジャケット(ジージャン)について。
デニムジャケット(ジージャン)は春のコーディネートに向いている。
なぜなら、デニムの青色は爽やかな印象を与え、デニム素材というよく知られたカテゴリは、春の新生活や環境へ進む際、他人からも親しまれやすいからである。
色落ちの進んだデニムも、淡色やパステルカラーが多く用いられる春にとても映える。
夏のデニムジャケット(ジージャン)とコーディネート(着こなし)
続いては夏のデニムジャケットあ(ジージャン)について。
その暑さからジージャンの着用が難しいと考えられる夏。
しかし、青色が持つ清涼感を活かし気温の上りすぎない特定の条件下であればを着用は可能。
春夏であればウォッシュがかかり、色の落ちた明るい色のジージャンがよく映える。
初夏であったり、気温の低い限られた状況下での使用とはなるが腕まくりやインナーに白Tを採用するなど、暑苦しさからの回避が着こなしのキーポイントとなるだろう。
秋のデニムジャケット(ジージャン)とコーディネート(着こなし)
肌寒さを感じる秋。
同時にデニムジャケット(ジージャン)の深いインディゴが映える秋でもある。
濃色のデニムジャケット(ジージャン)が着たくなる季節。
上下セットアップもこの時期に適している。
デニムセットアップの着こなし(コーディネート)

パーカを採用しフードを見せたり、インナーにシャツを使用し、裾から出したり、ボタンの開け閉めで見え方に変化をもたせたりと着こなしの自由度も高い。
気温的にもレイヤードのバリエーションが豊富でもっともインナーの選択肢が広い季節といえるだろう。
冬のデニムジャケット(ジージャン)とコーディネート(着こなし)
そして、寒さも進みデニムジャケット(ジージャン)一枚羽織るだけでは寒さの厳しい冬。
インナーで厚手のニットを使用したり、ボア・ライナーのあるデニムジャケットを選択したり。
真冬であればアウターオンアウターの着こなしでインナーとしてコーディネートするのもひとつ。
デニムジャケットのアウターオンアウター

そのままでは着用が厳しい冬のデニムジャケット(ジージャン)も厚手のインナー、ボア・ライニングありのジャケット、アウターオンアウターで使用するなど、工夫をする事で新たなコーディネートをする事ができる。
デニムジャケット(ジージャン)の保温性
最後にデニムジャケット(ジージャン)の保温性にも触れていこう。
というのもこの記事を書いているのが3月。地域にもよるが最高気温が10度前半から15度を超えるぐらいの時期となる。
少し早いかと思ったがデニムジャケットで外出した所、薄手のカットソーをインナーで選んだ事もあって、非常に寒く、用事も早々に帰宅する事になってしまった。
寒さの残る3月に適性でないインナーでデニムジャケット(ジージャン)を着用して感じた点。
それはデニムジャケット(ジージャン)の保温性能は低いという事。
とにかく風を通すし、防寒性能があるとはいいがたい。
冬のデニムジャケット(ジージャン)とコーディネート(着こなし)で触れたとおり、厚手のインナーやボア・ライニング、アウターオンアウターで使用するなど工夫が必要となる。
以上より、デニムジャケット(ジージャン)がもともと保温性能よりも「丈夫さ」に方向性を振っているアイテムなのがわかる。
適当に扱ってもヘタレない、洗って繰り返し使える、頑丈。
それがデニムジャケット(ジージャン)の魅力。
デニムジャケットいつからいつまで着る?ジージャンの季節と気温別適性インナーのまとめ
以上よりデニムジャケット(ジージャン)は、インナーや着こなしにより、真夏以外のほとんどの季節で楽しめる有用アウターである。
気温別の最適インナーの選択によって着こなしのバリエーションも増え、たくさんの変化を楽しむ事もできるだろう。
気温や季節に合わせつつ、表情豊かに着こなしていきたい。
デニムジャケット(ジージャン)はオールシーズンジャケットである。