着こなしにおいて靴の存在は大きい。
「お洒落は足元から」とはよくいったものでコーディネートを語る上で頻繁に取り上げられる部分。
自分の場合、その日の着こなしを靴から選ぶ事も多い。
今日は白スニーカーの気分。であれば次にグレーパンツ、そして黒トップス。
このように靴からはじめる着こなし。
今回は着こなしの起点。靴からはじめるコーディネートについて。
考察をすすめていこう。
靴からコーディネートする理由とメリット
着こなしを進めていく際、靴から選んでいく事でコーディネートは組みやすくなる。
その理由(メリット)について確認していこう。
靴は目立つ→ 靴は身体の最も下部で先端にあたる。その為非常に目立つし印象を大きく左右する。靴からコーディネートを決めることで全体の方向性を定める事が可能。
ローテーションを組みやすい→ 一般的には靴の数よりもトップスやパンツを多く持っている人が多いと考える。(もちろん靴好きスニーカー好きの方は別)ローテーションを組むにあたり数の少ない靴から選ぶことでワンパターンを防ぐ。
以上のように靴からはじめるコーディネートはメリットも多い。
靴から選ぶその日の着こなし
黒靴からはじめるコーディネート
具体的にコーディネートを組んでいこう。
たとえば黒靴から選ぶコーディネート。
靴が黒(ダークトーン)であればトップスとボトムスの選択肢としては下記のようになる。
ライトトーントップス×ライトトーンボトムス
靴以外明るい色のコーディネート。
やわらかい印象の上下コーディネートを靴の黒色がひきしめる。
ライトトーントップス×ダークトーンボトムス
下半身が暗い色のコーディネート。
足長にみえる効果が期待できる下半身にダークトーンを集中させた組み合わせ。トップスに明るい色をもってきたおかげで重すぎないコーディネートとなっている。
ダークトーントップス×ライトトーントップス
上半身の暗い色と暗い靴を明るいボトムスで挟み込むコーディネート。
ボトムスのみ明るいトーンでまとめたコーディネート。ベージュのチノパンの軽さが効いている。
ベージュのチノの着こなしについて
ダークトーントップス×ダークトーンボトムス
全身暗い色のコーディネート。
上下、靴ともにダークトーンでまとめたコーディネート。シックな印象が全面にでる組み合わせ。くるぶしをみせたり同じ黒でも色みや素材感を変えたりで適度に軽さを出しているのがポイント。
コーディネートの絞り込み
以上ざっくり分類しても4パターンつくる事ができる。
このようにその日の靴を決めることでそこからコーディネートの絞り込みが可能。
黒靴を選んだ次はパターンの中からライトトップスをえらんだり、全身ダークトーンでまとめたりと派生させて決めていくことができる。
靴からはじめるコーディネートは着こなしの難易度を下げる。
靴で主張させるか否か
靴を主役に据えたコーディネートにするかどうかも大事なポイント。
靴を主張させ服は脇役的に合わせていく。
しかし「派手で目立つ靴を選べば良い」
こういう訳ではないと考える。
ベーシックカラーなら少しデザインが効いているものを選ぶだけでも主張になる。(奇抜なものでも履きこなせるお洒落な人はそれでも良いと思うが)
定番アイテムを使うのもひとつ
例えばコンバースオールスター。黒×黒のオールブラックモデルであればソールも黒ステッチや紐も含めすべて真っ黒。この場合主張はほぼほぼ無い。
馴染ませて主張させない場合はこちらを選ぶ。
黒スニーカーについて
ところが通常のオールスター(黒×白)になるとソール、白紐、色の入ったアンクルパッチ(ハイカットのくるぶし部内側にあるラベル)がアクセントとなり、主張がまるで違う。