ベースボールキャップ。
名前のとおり野球帽のことである。
見るからにスポーティなツバ付きの帽子。
ニットキャップの考察はこちら
ベースボールキャップとは?
もともと野球帽(ベースボールキャップ)はアメリカはブルックリンのエクセルシオールズが着用したツバつき帽子がはそのはじまり。
6枚はぎの丸いトップの前方にツバがついたこの帽子はブルックリンスタイルと呼ばれ流行していく事になる。
このようにスポーツアイテムとして普及していったベースボールキャップだが次第にファッションアイテムとして扱われるようになっていく。
現在ではファッションアイテムとして市民権を得ているベースボールキャップ。
普段使いの帽子として様々な場面で使われている。
ベースボールキャップの種類
ひとくちにベースボールキャップといっても様々な種類がある。
その違いをおさえ自身の好みやスタイルにあわせて選ぶことでよりキャップスタイリングを楽しむ事ができるだろう。
ツバの形状
ベースボールキャップを語る上でもっとも重要な箇所、それがツバ。
バイザーやブリムなどとも呼ばれるこの部分。
そもそもこのツバがなければベースボールキャップと呼ぶ事はできない。
そして、このツバの形状によってキャップの印象は大きく変わる。
具体的にみていこう。
ツバの長さ(幅)
長さ→ ブリム幅が広いか否か。短いものであればカジュアルで親しみを感じさせるし、長ければシャープでスポーティな雰囲気が醸し出される。
仮に同じ形状の帽子だったとしてもこのツバの長さ(幅)が違うだけで見た目が大きく変わる。
これはツバがキャップ先端についており単純に目立つという事もその要因と考えられるだろう。
ツバのカーブ(曲線)フラットブリムとベントブリム
カーブ→ 帽子のツバが真っ直ぐか曲がっているかの違い。平ツバやフラットブリムとも呼ばれる真っ直ぐな形状であればカジュアルでラフなイメージ。
ストリートやヒップホップを意識したスタイルで使われる事も多い。
対してカーブツバやベントブリムとも呼ばれる曲がっている形状の場合はスポーティでベーシックな印象。
スポーツやワーク、サーフスタイル、ロックテイストを意識したスタイルで用いられる事が多い。
モードやキレイなスタイリングにおけるハズしとして使われる事もある。
帽子の深さ
キャップの深さによっても見え方は変わる。
深い帽子→ かっちりしたイメージで落ち着いた印象。
きちんと感を出したいのであればこちら。
浅い帽子→ ラフで軽いイメージ
ストリートやカジュアル、適度にくずしたい場合に使いやすい。
アジャスター
ベースボールキャップの特徴としてはサイズ調整用のアジャスター部もあげられる。
スナップバックやベルトのように様々な留め具のものも存在する。
こちらはスナップ式のアジャスター。レトロでスポーティなスタイルだ。
フィット感の調整はもちろん、種類は多岐にわたり後ろから見た場合のアクセントにもなる所も見逃せない。
まとめ
以上頭部、顔まわりに使うアイテムだけあって印象を大きく左右するキャップ。
少ない面積の中にもディテールによる違いも大きく選びがいも十分。
深さで選ぶ。ブリムで選ぶ。アジャスターで選ぶ。
自身の好みやスタイルに合わせ組み合わせて楽しんで着用できるだろう。
形状とディテールの種類で選ぶベースボールキャップ。
帽子のカラーコーディネートについてはこちら