エクストラファインメリノウール。
ラムウールやカシミヤも展開するUNIQLO。中でもひときわ人気のあるのがファインメリノのセーター。クルーネック、Vネックといくつかのタイプに分類され、非常に人気のモデルとなっている。
今回はそんなファインメリノウールニットの中でも、自身が愛用しているカーディガンについて。
エクストラファインメリノVネックカーディガンの特徴
ユニクロのエクストラファインメリノVネックカーディガン。
マイナーチェンジを繰り返しながらも毎年発売されている定番商品。
エクストラファインメリノウール
特筆すべきは素材。ウールの中でも上質だといわれているエクストラファインメリノウールを使用。
そもそもファインメリノとはどんなもの指すのだろう?
エクストラファインメリノとは?
限られた地方で飼育された羊から取れる18.5から19.5ミクロンの細い毛の事。繊維長は70〜75ミリで中程度のミドルメリノや太いストロングメリノよりもさらに細く上質とされている。
ストロングメリノ(太) < ミドルメリノ(中) < ファインメリノ(細) < エクストラファインメリノ(極細)
上記の順番(細さ)で種類が分けられる
ウールにも艶がある。細番手のファインメリノウールからは明確にそれが感じられ、印象を左右する。
UNIQLOのニットがコスパコスパとよくいわれるのはこの品質を手頃な価格で提供しているから。
であるが、だからといって「安いから買う」に直結する訳ではない。
あくまで普段使いできっちりローテーションできるファインメリノのニットが欲しい。
だから選ぶ。
コスト抜きにしても選ばれるニット。
シルエット
スタンダードなかたち。
薄手のため初夏や秋口にも重宝する。無用にゴワつかずレイヤードの邪魔をしない。
普通すぎる所が特徴で、良い意味でUNIQLOらしい一品。
前記事で述べているがユニクロの最大の魅力はコーディネートの名脇役である所。
UNIQLOについての見解
タイトでもオーバーサイズでもないごく一般的なシルエット。ユニクロの特徴である万人受けを象徴するニット。
細かい部分をあげるとすれば直線的ではなくやや丸みを帯びた自然なシルエット。
その為薄手のニットにしてはカラダのラインが見えづらい。
自分の場合タイトで直線的なカーディガンを羽織ると非常に貧相に映ってしまうのだが、このエクストラファインメリノVネックカーディガンであれば自然な着こなしが可能。
ディテール
ボタン
もちろん高級とはいわない。目立たず主張せずのおとなしい方向性でみるのならば上々だろう。
良い意味で地味なボタン。
袖リブ
特に際立ったものではなくプレーンな仕様。細いリブは主張も少なく使いやすい。
袖の取り付け部
袖の取り付け部。
丁寧な仕様でブランド名を伏せたならばユニクロと特定できる人は少ないだろう。もちろんジョンスメドレーをはじめとする高級ブランドのニットならばより縫製も綺麗で細かい仕様も素晴らしい。
しかし、普段着回すためのニットにそこまでのスペックが必要かどうかが焦点となる。
個人的にはこのレベル(ユニクロ)のものを着倒せるのが嬉しい。
あくまで着る為のニットなのだから。
洗濯
このファインメリノウール。UNIQLOの取り扱い説明にもあるようにマシンウォッシャブル仕様で洗濯機の使用が可能。
もちろん洗い方などの注意は必要となるがこれは嬉しい。
着まわせば当然汚れも蓄積されるが洗う事により長期的に着用する事ができる。
加えて毛玉ができにくい加工が施されているのもファインメリノニットの特徴。洗濯可能な所と相まって非常に使い勝手が良い。
毛玉のできやすい服について
サイズ感
サイズ表は下記。
シルエットの項でも触れたがユニクロのファインメリノカーディガンは汎用性の高いクセの無いフォルム。
特性上軽アウターとしての使用頻度が高い。レイヤードの機会も増える為ジャストよりはわずかにゆったりで着用する事も多くなる。
ざっくり羽織ればジーンズやスキニー、テーパードパンツとの相性も良好。組み合わせに困らないアイテムである。
以上UNIQLOのエクストラファインメリノVネックカーディガンの特徴は汎用性のあるシルエットと素材がもつ上品な質感。
気軽に洗えてガンガン着れる。
プレーンデザインを羽織ろう。