以前の記事でリュック(バックパック)の選び方について書いている。
グレゴリーやポーター、ギャルソンまで広い範囲で悩み抜いた

ポーターのタンカーデイパックL、グレゴリー デイパック。
vizvimの20ℓでも悩み、
ポーターのエクストリーム、ミリタリーのレプリカ系やカリマーSF(ミリタリーライン)あたりを経由。
コム デ ギャルソン、ロリンザ、エル ベ シャプリエあたりのデザイン系リュックも視野にいれ探した。
こうしてみると
ベーシック→アウトドア・ストリート→ミリタリー→シンプル系
とかなり広範囲にわたり決めあぐねた事になる。
そんな中用途や容量、口コミなども確認し、ようやく満足いくものを選ぶ事ができた。
服を引き立たせるリュック
元々バッグ自体持ちたいわけではなく、PCを持ち運んだりどうしても荷物が多い際に使いたかった。
最終的には適切な容量、オールブラック(真っ黒)、素材とデザイン。
このあたりに絞り選んだ事になる。
一見地味に見えてモノの良さがよくわかる。服を引き立たせるシンプルバッグ。
スタンダードサプライ(STANDARD SUPPLY) デイリーデイパック
そして選んだのはこちら。
スタンダードサプライのデイリーデイパック。
なんだかんだ悩んだ挙句、ずいぶん普通のモノを選んだな。
そう言われそうな気がしている。
そして自分でもそう思っている。
しかし、自分の中で明確に条件を決め選んでいるので最終的に決める時は「これしかない」状態でしっかりと決まっていた。
そんなこんなで選んだ究極にフツウの秀逸バックパック。
STANDARD SUPPLY(スタンダードサプライ)
『LEAN,LESS AND LEAVE』
僕らが日々、本当に必要とするモノとは?使う人のコトをイメージし、ただシンプルに本質を見極める。
そこから生まれたモノは使う人によってまた育てられていく。より多くの気持ちをより少ないデザインで。
STANDARD SUPPLYは余白美を感じさせるクリーンなデザインで長く愛されるプロダクツを目指します。
ブランドのコンセプト自体がもう引き算である。
シンプルを追求しており選んだデイパックからもそれがヒシヒシと伝わってくる。
さっそく詳細についてレビューしていこう。
シンプルリュックに見る普通の格好良さ
究極にシンプル。究極にフツウ。
しかしそのシンプルへのこだわりは非常に強い。
そんなブランド。スタンダードサプライのデイパック。
ただでさえリュックはカジュアルなアイテム。だからこそキレイな雰囲気をもっているのは貴重。
バッグのせいで着ている服が偏ったジャンルに振られることは無くなり他の服と合わせやすくなる。
上品でプレーンなシンプルバッグ。
こだわりのディテールとYKKエクセラジップ・60/40クロスについて
このデイリーデイパックは真っ黒の仕様。
ブランドタグは付くが背負った際にたるむ為目立たない。
自分も含めブランドロゴがはっきりと見えるのが苦手な方は多い。
ロゴなしの極力真っ黒なバッグで調べると選択肢はとても絞られる。
素材は綿60%ナイロン40%のいわゆるロクヨンクロス。(60/40クロスと表記される)
このロクヨンクロスはマウンテンパーカを始めとするアウトドア製品でもよく使われる混紡素材。
強度と素材感のバランスが取れた機能的仕様。シワの寄り方にも品がある。あくまで自然な質感であり使うごとに風合いも増してくる。
肩ストラップの金具。
控えめな黒色で質感も上々。こういった細かい箇所にこそ拘りが見て取れる。
留め具のデザインも黒。統一感がありシンプルディテールに妥協が無い。
しっとりした本革使用で経年変化にも期待が高まる。
持ち手は細身でスマートなデザイン。
多くのブランドのここはもっとゴツくて大振りなものが多い部分だがこちらは実に流麗。
グローブレザーを使用し手への負担も少ない。
ファスナーはYKKの高級ラインであるエクセラを使用。
頑丈で使い込むに従って滑らかになるという機能的なファスナー。できることなら一度動かしていただきたい。
実に滑らかで適度な力でスーっと動く。
しっとりとした稼動イメージ。
見た目の質感も素晴らしく黒の本体にシルバーが程よいアクセント。
メイン収納部と正面のサブ収納部ともにダブルファスナーを採用し実用性も兼ね備えている。
※シップス・ユナイテッドアローズなど、一部別注はジップも黒色仕様がある為好みで選びたい
正面のサブポケット。
スマホが入るポケット有り。ナスカン仕様でキーホルダー等取り付けも可能。
細かい部位にも実用性が光る。
メイン収納部。
仕切りは一箇所ありストラップで留め付け可能でPCやタブレットをピッタリ格納できる。
適切な大きさでバッグを選ぶという事
どんなに格好良いバッグでも用途に合わないモノは格好わるい。
荷物がないのにやたら大きいものを選ぶ。
そこに違和感を覚えたのもこのリュックを選んだ理由。
大きさが適切。
適切な大きさで適量を収納。
選ぶ際最大のポイントになった。
バッグに関しては大は小を兼ねない。
大きさもファッション。スタイリングしていこう。