ヘインズのTシャツ。
だれもが知る定番中の定番。
なかでも、パックTシリーズはヘインズにおける代表作で評価も高く、名品ぞろい。
3pack-T、ジャパンフィット(Japan Fit)、ビーフィーT(BEEFY-T)は非常に有名。
しかし、種類が多い事もあり、どれを選ぶべきかはとても迷う所。
今回はそんな無地Tシャツの定番、ヘインズのパックTの種類について。
各モデルの特徴を比較をしつつ、みていくことにする。
ヘインズ(Hanes)について
ヘインズのパックTには長い歴史がある。製品はその歴史のなかで現代向けにアップデートされ様々な用途に合わせつくられてきた。
Hanes(ヘインズ)の歴史
Hanes(ヘインズ)。
1901年のアメリカにてPHヘインズとその弟によってその歴史は始まる。現在に至るまで多くの人々に愛されている偉大なブランド。
もともと肌着メーカーであり、普段着としてTシャツが市民権を得る過程も共に歩んできた老舗。
もはや、定番という言葉を通り越し、無意識に着ている人すらいるだろう。
手に取ったらヘインズだった。それほどあたりまえに生活に密着し普及しているブランド。
ヘインズのパックTと種類
そんな歴史あるブランドヘインズ。種類ごとの特徴についてふれていこう。
3pack-T
ヘインズには多くの種類の無地Tシャツがあり、それぞれ特徴が違う。
代表的なものとしては3pack-Tシャツ。
赤・青・金に色分けされたパックTのシリーズで、名前のとおり3枚ひと組みでパック詰めされたTシャツ。
該当のカラーラインが目印で、青色ならば青パック、金色なら金パック(ゴールドパック)と一目でわかるパッケージになっている。
こちらは赤パック。
それっぽいロゴと、そこにただ畳んで入れられたTシャツ。
ひらたい表現をすると実にアメリカン。こういった雰囲気にワクワクする人も多いと思う。
3pack-Tの各色の特徴について。
赤パック
綿(コットン)100パーセントで最もスタンダードな一枚。
特徴は薄手で着丈は長め。肩幅がジャストで身幅はややゆったりのつくり。
一枚で着るのはもちろんだが、インナーとして非常に優秀でコスト面も含め、気軽の使えるパックTの定番。
くわしい特徴と縮み(サイズ感)についてはこちら
青パック
コットンとポリエステルの混紡素材。化繊を入れることで速乾性にすぐれサラサラとした肌触りとなっている。
洗濯、乾燥による縮みが少ない。
薄手で着丈は長め。肩幅はジャストで身幅はややゆったりと、赤・金と同じサイズ感となっている。
特徴とポリエステル混紡のTシャツのメリットについて
金パック
コットン100パーセント。縦糸と横糸に異なる太さのものを使用し質感に変化を与えているタイプで、表面が凸凹しているぼが赤パックとの違い。
サイズ感は赤・青と同様。
ザラ感があってラフな素材感が好みであればコレ。
3pack-Tの特徴と用途
共通の仕様としては転熱写による襟元にタグがないつくり。胴体わきに縫い目のない丸胴もすべてに共通。
サイズ感
サイズ展開は各部寸法も含め3色パックは全て同じ。
XS:身丈64・身幅43・袖丈19・肩幅38
S:身丈67・身幅46・袖丈19.5・肩幅41
M:身丈72.5・身幅49・袖丈20・肩幅44
L:身丈76・身幅52・袖丈20.5・肩幅47
XL:身丈80・身幅56・袖丈21・肩幅51
用途
3pack-Tはどんな場合に適したTシャツか?
用途についても考えていこう。
赤・青・金に共通していえる事は「薄手」「オーセンティックなシルエット」「インナーに適している」という点。
薄手で変化しやすい素材を活かしたコーディネートや着こなしができるスタンダードな赤パック。
縮みや伸びなどの変化をおさえつつも、Tシャツらしさを損なわない実用的な青パック。
凹凸ある素材感で差別化をはかれる金パック。
それぞれの特徴をおさえつつ選んでいきたい。
3pack-Tの中では赤パック<青パック<金パックの順番でゴールドパックが最もが高価になる。
とはいえそれでも十分安い。コスト面も大きなアドバンテージとなる。
ジャパンフィット(Japan Fit)
ビーフィー(BEEFY-T)
一枚で着るヘインズのTシャツとして非常に評判が高いモデルがこのビーフィーT。
特徴としてはコットン100% で厚手。ボックスシルエットで身幅はゆったり着丈は短め。一枚で着るのが目的であればコレ一択という支持者もいる。
ビーフィーTの特徴と着こなしについて
ジャパンフィット・ビーフィーTの特徴と用途
特徴の異なるジャパンフィットとビーフィーT。それぞれの違いについて確認していく。
サイズ感
3pack-Tシリーズとも違うサイズ感をもつジャパンフィットとビーフィーT。
同じMサイズで比較していこう。
ジャパンフィット(Japan Fit):身丈66・身幅48・袖丈18・肩幅43
ビーフィー(BEEFY-T):身丈68・身幅51・袖丈21・肩幅47
以上のように、同じパックTでも大きく違う。
タイトな身幅とジャストな着丈のジャパンフィット 。日本人体型に寄せた万能的なサイズ感。ヘインズのパックTの中ではもっとも中庸的なシルエットを持っている。
対するビーフィーTは短めの着丈にゆったりした身幅のラフなシルエット。肉厚な素材とのバランスが素晴らしい。
用途
ジャパンフィットは適度な生地の厚さとサイズ感によるバランスのとれたつくりが特徴。
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よって、一枚でもインナーとしても幅広く使用することができる。
Tシャツらしいクタリ感のつよさを重視するのであれば3pack-Tであるが、万能的につかえるのはやはりジャパンフィット。
一方のビーフィーT。
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肉厚の生地と無骨なカジュアルシルエットは「一枚で着る」要素に溢れている。裏をかえせばインナーとしては使いづらく用途が限定される。
一枚でラフに着るのが格好良いのがビーフィー。
まとめ
以上、様々な種類(特徴)をもつヘインズのパックT。
同じパックTでありながら異なる表情をもっている。
着こなし、好み、用途に合わせ適切なものを選んでいきたい。
ヘインズの定番のパックTからセレクト。マイTシャツはここにある。