セントジェームスのウエッソン。
ブランドが誇るカットソーの定番モデルで、ボーダーシャツといえばコレを思い浮かべる方も多いだろう。
セントジェームスのボーダーシャツの種類
さて、そんな大定番のウエッソン。着用するにあたり注意すべき点がある。
それはサイズ選び。
なぜならば、選ぶサイズによって見え方は変わり、肉厚な綿100%の生地は洗濯、乾燥することにより大きく縮むからである。
今回はウエッソンのサイズ感と縮みについて見ていく事にする。
ウエッソンのサイズ感
ウエッソンは下記のサイズ展開。
フランス表記と日本サイズの目安
T1:タグ表記XS(レディースM)
T3:タグ表記SM(メンズS・レディースL)
T4:タグ表記M(メンズM)
T5:タグ表記ML(メンズL)
T6:タグ表記L(メンズXL)
サイズの表記はT0からT6まであり数字が大きいほどビッグサイズとなる。
あくまでユニセックス、男女兼用となっており自由に選ぶ事ができるサイズ展開。
しかし、これが実に悩ましい。
タイトめジャストで着用するか、ゆったりと羽織るかによって用途が大きく変わるからである。
ジャストで着るウエッソン
タイト〜ジャストで着るウエッソン。
用途としては「一枚で着る」「インナー使い」がメインとなる。
ゆったりしたパンツとの組み合わせが映えるのもこの組み合わせ。
スタンダードなAラインの構築。
シルエットにメリハリがついてバランスも良い。
サイジングの重要性についてはこちら
そしてインナーとして使うボーダー柄。
ボーダーはシンプルながらインパクトも十分。インナーとしても効果的なアイテムである。
ボーダーの着こなしについてはこちら
ゆったりめで着るウエッソン
ややゆったりめで着るウエッソン。
メインは「一枚で羽織る」「インナー(シャツ)を挟む」の使い方。
ざっくりと一枚で羽織る。
ゆとりをもった着こなしはリラックスした雰囲気をつくる事ができる。カジュアルかつ上品に。
インナーにシャツを挟むスタイル。
シャツをインに使うだけで表情はガラリと変わる。
シャツの色柄を組み合わせればバリエーションは無限に広がっていく。
身長169cm、やせ型である自分の場合は普段S〜Mサイズのトップスを着用することが多い。
ウエッソンにおいては後述する縮みも考慮しT4を選択。
実はT3も所有していたのだが1サイズ分は優に縮んでしまい手放した経緯がある。
好みもあるがタイトに着たいのであればT3、標準から少しゆったり気味で着用するのであればT4。
用途も考えつつ選び、着こなしたい。
ウエッソンの縮み
セントジェームスのウエッソンはとにかく縮む。ザクザクした厚手の生地も相まってそうさせるのだろう。
T3とT4の縮みと実寸
実際にT3とT4を洗濯(乾燥機含む)後縮ませた際の数字が下記。
胸囲: T3 43→43 / T4 50→48
袖丈: T3 52→49.5 / T4 56.5→53
着丈: T3 64→60 / T4 68→64
以上のように大幅に縮む。
乾燥機もかけている為縮みきっている状態でこの数値。
着丈の縮み
特に差が出ているのは着丈。
T3、T4ともに4センチ縮んでいる。
袖丈も3センチ前後縮みがでている。着用の際直接見た目にも影響がある部分の為購入時は注意する必要がある。
身幅は縮まない
肩幅、胸囲がそれほど変化が無かったのは以外だが横は大きい縮みは出ない模様。着用にしたがって伸びているのもその要因だろう。
いずれにせよ個体差もある為神経質になりすぎるのは良くない。
自然な風合いが魅力なのだから。
乾燥機の縮みとめくれについて
前述したとおりウエッソンは洗濯後大きく縮む。特に乾燥機にかけた場合は大幅に。
すると、天日干しでも起こりうるのだが、裾や襟が縮んだ事によりめくれてくる場合がある。
自分の場合、特にT3の個体で目立って起きた。
色々と調べた所ウエッソンの場合他の方でもよくある症状。生地の厚さと収縮の大きさゆえに起きるのだろう。襟のタグ自体が丸まってしまう事例もある。
襟や裾のめくれについての対策
対策としては、少し引っ張った程度で真っ直ぐに戻ることは無い。
多少の改善はみられるがここはアイロンの出番。
当て布など温度調整をおこなった上で逆に折り返してアイロンを当てる。
元に戻す事ができた。同じくお困りの方はお試しいただきたい。
まとめ
上記のように、ウエッソンはサイズ感に注意し選ぶことで幅広い着こなしに対応する事ができる。
肉厚生地の愛すべきゴワゴワの肌触り。
洗って着てを繰り返しカラダに馴染んでいくのはなんとも愉しいものだ。
定番ウエッソン。マイサイズで着こなそう。