【リーバイス1st(ファースト)デニムジャケット】506xx復刻版とディテール考察

リーバイスの1st(ファースト)デニムジャケット

デニムといえばリーバイス。

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そしてジージャンといえばこれもリーバイス。

しかし、ひとくちにリーバイスのジージャンといっても様々なタイプが存在している。

製造の時期やディテールの変遷により分類され代表的なものとしては1st〜3rd(4th)タイプがありデニムジャケットの基本形として様々なブランドにおけるデザインの元となっている。

その中でもひときわ魅力を感じているのが1st(ファースト)タイプ

出典:levi.jp

今回入手した90年代製造の復刻モデルと合わせ、ファーストタイプの魅力について確認していこう。

1st(ファーストタイプ)の特徴

デニムジャケットにおける初期型、リーバイスのファーストタイプ。

今日、皆に愛されている「ジージャン」はここからはじまったといっても良い。

最初に触れておくとこのファーストに限らずリーバイスのデニムジャケットは製造時期や背景に応じて仕様が大きく変わる。

出典:pinterest.jp

極端にいえば同じ時期だとしてもデザインやディテール違いが混在していて(特に仕様変更の過渡期)いちがいに同じものとして語る事ができない。

同じファーストタイプといってもボタンが違ったりバックルの仕様が違ったり、はたまたポケットにフラップがあったり無かったりとワクワクする事に事欠かない。

つまり、ファーストモデルと呼ばれていたとしていくつかの仕様が存在するという事。

以上を踏まえた上でリーバイスの1stについて見ていきたい。

リーバイス1stタイプの特徴

● ボックスシルエット

● 色落ち

● ワークジャケットとしてのデザインとディテール

以上の三点に1stの魅力は凝縮されていると考える。

ワーク然とした無骨なデニムジャケット。それがリーバイス1st。

前述したようにディテールは年代・環境によって細く変わる。

所有の71506に照らし合わせディテールや仕様についても掘り下げていこう。

復刻版71506xxに見るリーバイスファースト

今回手に入れたリーバイス1stの復刻版71506xxは90年代の日本製。

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ワークテイスト溢れるボックスシルエットで身幅、アームホールはゆったりのショート丈。メリハリあるAラインシルエットもつくりやすい。

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ベースは一見すると大戦モデル。しかし最初期型ファーストモデルの廉価版(低オンス・染めの濃度が低い)の213をモチーフにしているとも考えられる。

よって各ディテールはオリジナルのものと完全には合致しない。

このレプリカ版に関してオリジナルと比べること自体がナンセンスなのかもしれない。

ファーストレプリカのタグ。製造年が分かる

タグの表記から製造年を確認する事ができる。末尾の数字から94年製と判断。

遊び心のあるレプリカ71506について見ていこう。

70506xxのサイズ(実寸)とディテール
表記サイズ38  肩幅:44  身幅:53   身丈:55.5  袖丈:59.5

フラップなし片ポケット

ドーナツボタン

バックストラップ(針無し)

5つボタン

ボタン脇のボックスステッチ

イエローステッチ

 

フラップなし片ポケット

時期ごとに変わっていく見た目にもわかりやすいディテール。

1stの場合基本はフラップありの片ポケットだがこちらの71506の場合は大戦モデル(または213)モチーフらしくフラップなし。

フラップ無し片ポケット

ポケット上部の両角はむき出しのリベットで補強されている。すこぶる無骨な佇まいで格好良い。

ドーナツボタン

戦時中の物資不足によりドーナツボタンが採用された。そのディテールを踏襲している。

オリジナルのヴィンテージであればこのようにブランドロゴボタンでは無く月桂樹が刻印されたドーナツ仕様。

ドーナツボタン

通常の平らなボタンに比べるとラフでざっくりしたイメージが強く残る。

バックストラップ(針無し)

ワークジャケットらしい無骨なディテール。オリジナルのヴィンテージ1stの初期型には針付きのシンチバックが採用されている。しかし家具や椅子を傷つける心配からも省略された。

針無しシンチバック

レプリカとはいえなかなか雰囲気がでている。

最もファーストを感じさせるディテールといえばこのシンチバック(バックストラップ)だろう。

ジージャンのバックストラップ

事実2nd以降のジージャンにはいっさい付かない。

1stモデルにのみに施された仕様。

ストンとおちるボックスシルエットに無骨なバックストラップは非常に映える。

個人的にも大好きなディテールだ。

5つボタン

フロントボタンの数

デニムジャケットといえば基本は5つボタン。

しかし物資不足だった戦時中のモデルでは4つボタンの仕様も存在する。

デザイン的観点で考えれば5つボタンの方が全体のバランスは良いのだろう。

ボタン脇のボックスステッチ

リーバイスのデニムジャケットにあるプリーツ(縦に入るヒダ)。ここには長方形のボックスステッチが縫われている。

ヴィンテージの初期型であればこのボックスの大小から年代を判定できる。(初期型は小さい)。

71506に関しては通常サイズ。

イエローステッチ

オールイエローステッチ。

イエローステッチ

ジーンズ(501XX)でもそうだがリーバイスは初期→中期と年代が進むにしたがってイエローにオレンジステッチが混じるようになっていき、最終的にはオレンジステッチの仕様に変わっていく。

こちらは最初期型を復刻したバナナイエロー。

まとめ

以上のようにファーストの復刻版といえどオリジナルそのままのレプリカモデルというわけではない(90年代ではまだオリジナルの資料や情報が少なかった可能性もある)。

それほどに仕様、デザイン変更が多く奥が深い。調べるほどに好みのディテールを発見できるだろう。

無骨なワークデザインとディテールを楽しもう。

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