穿き込みを進めているアーペーセーのプチスタンダード(a.p.c. petitstanderd)デニム。
現在2300時間を経過。いよいよその色落ちにもメリハリがつきはじめてきた頃である。
同時に、一度のみの洗濯で穿き込んできた事もあって汚れや黄ばみの進行が気になってくる。
その為、セカンドウォッシュ(2回目の洗濯)にとりかかっていく事にした次第である。
今回はアーペーセーデニムの色落ちにおける重要作業であるセカンドウォッシュについて。
2度目の洗濯前と後の色落ちについてくわしくみていきながら考察、進捗確認していく事にする。
前回までの色落ち
コンテンツ
ジーンズ(デニム)のセカンドウォッシュ
以前ファーストウォッシュ(初洗濯)についても記事にしている。
a.p.c petit standerd のファーストウォッシュ
※ここでいうファーストウォッシュは糊を落としのみで行うものは除いている
前記事でも記載しているがデニムにおけるファーストウォッシュは非常に重要。
ファーストウォッシュ(初回の洗濯)はただ汚れを落とすだけでなく、その後のしわの定着度合いを左右するからである。
ただの洗濯行為だけでなくデニムの方向性を決める大事な作業。
セカンドウォッシュはそれと同等な超重要作業となる。
くわしくみていこう。
セカンドウォッシュの意味
そもそもセカンドウォッシュ(2回目以降の洗濯)はどういった意味と効果を持つのだろう?
ファーストウォッシュに比べ、シワの定着や縮みに関する影響は小さくなり、純粋に「洗濯」の意味を含む作業となる。
そう作業自体は「汚れ落とし」に他ならない。
しかし、大事なのはそのタイミングと方法。
例えば1、2回しか着用していないのにセカンドウォッシュにとりかかったとすればシワの定着は無く、濃淡はでるべくもない。
また1000時間以上洗わず着用した後に洗濯を行ったとしても漂白剤、蛍光剤入りの洗剤を使用し長時間洗濯機を回したとすればそれまでの根性穿きの苦労は水の泡となるであろう。
という事で、セカンドウォッシュは汚れを落としデニムの状態をリフレッシュするのが主要の目的でありながら、タイミングや洗濯方法によってその後のデニムの状態を決めるもっとも重要な分岐点であると考える。
プチスタンダード2300時間目の色落ち
では、所有のa.p.c petit standerd セカンドウォッシュ前後の色落ちと2300時間目の進捗について、確認していこう。
セカンドウォッシュの洗濯方法については下記。
洗濯方法:手洗い
洗剤:デニム用洗剤使用
諸条件:裏返しで行う・脱水は洗濯機・室内乾燥機使用
洗い方としては前回の初洗濯と同様、デニム用洗剤(ジェイウォッシャー)を使い揉み洗いをしっかりと行なった。
天候の関係で浴室乾燥機を使用し完了。
デニム専用洗剤と種類についてはこちら
セカンドウォッシュ前(洗濯前)とセカンドウォッシュ後
まずは洗濯前の全体像から。
ヒゲは深く、膝の色落ちも目立つ様になってきた。膝より下はまだまだ濃色。
そして、洗濯後の状態。
全体的に色が落ち、特に膝まわりのシワ部分がくっきりと。
青色が綺麗に見えるようになったと思われる。
ヒゲ
ジーンズの顔であるフロントのヒゲ部。
ここの出方次第で色落ちの印象は大きく変わる。
洗濯前。
くっきりとしたシワ。しっかりと濃淡がついてきている。
洗濯後。
デニム用洗剤の効果は絶妙で、濃色部分の落ちを最低限に抑える事ができる。ヒゲ部の擦れた部分だけが白く落ちていくイメージ。
随分と迫力のある表情になってきた。今後もさらに進めていきたい。
ハチノス
膝裏のハチノス部。
洗いを控えていたことでここにも深いシワが。
そして、セカンドウォシュ後の写真。
ハチノスのシワの部分はもちろんだが、ふくらはぎが全面的に落ちてきている。屈伸したときに擦れるからであろう。
太ももの裏側は色が残ったまま。このメリハリが見ていて愉しい。
バック
座りが多ければ擦れるし、しゃがむ事があればその人ごとのシワが寄る。
ポケットに必要な場合にのみ物を入れるがダメージも出やすいため極力詰め込んだりはしない。
個性が出やすいバックポケット付近。
洗濯前。
2300時間経過した事もあり良い雰囲気。
角や縫い合わせの凹凸部を中心に擦れ、色落ちが進んできている。
洗濯後。
座りの箇所(臀部)が全体的に落ちてきている。
擦り切れてしまうのも怖いため適度な頻度で洗いをかけ、生地をリフレッシュさせるのは重要だろう。
現状はなかなかきれいに進んでいる。
膝部
期待をかけている膝の色落ち。
洗濯前。
放射線状のしわがはっきりと。洗いをかける事でさらに進むだろうか。
セカンドウォッシュ後はこちら。
膝がしら(膝小僧)の部分はもちろん裏のハチノスにかけて出るシワがよく落ちている。ジャストサイジングで穿き込んできた成果が嬉しい。
裾部
続いては裾部分の状況。
セカンドウォッシュ前。
ほとんど色落ちしていない。
セカンドウォッシュ後。
やはりというか、当然濃いまま。
ほとんどロールアップで着用している事もあり、擦れることが少なく、色落ちはしない。
まとめ
以上、アーペーセーのプチスタンダードにおけるセカンドウォッシュ前後。2300時間目の色落ちの進捗について。
2度目の洗濯を終えた事もありシワの定着も進み、洗いをかけたとしても同じ箇所にクセは戻る。
ここからの穿き込みについては、ジーンズの穿き込みとしては後半戦と考えて良いだろう。
あとは再度穿き込みを進め、適度に汚れたら洗濯。これを繰り返していくだけ。この地道な穿き込みもまた楽しい。
濃色のブルーと落ちた白色のコントラストがたまらない。
プチスタンダードの穿き込みはまだまだ続いていく。
続きはこちら、2700時間目サードウォッシュ後の色落ち
はじめまして。
とても素敵に育っていますね。
愛が沢山なデニムレポ、読んでて私も嬉しいです。
私のプチスタンダードはまだまだ900時間くらい。
大雑把なので少しアタッてきていますが、そんなに変わらないものですね。
なので、2300時間はまだまだ遠い。
レポ、楽しみにしています。
私もはやくこうならないかな〜