90年代の米国製(メイドインUSA)リーバイス501を穿き込み、色落ちを進めている。
前回までの色落ちはこちら→

方向性としてはライトブルーやアイスブルーと呼ばれる、きれいな色になる様進めていきたい。
きれいな薄い色に色落ちさせる
目立つダメージは無くクリーンな色落ち。
薄い色の501
ライトブルーは薄い青色。アイスブルーは氷のような青色。
メリハリは付けすぎず、よく洗い、小綺麗な色落ちを目指す。
このように考えていた。
しかし、実際に穿かずに洗いをかけたり、自分で強引に擦り加工をほどこしたりはもちろんナシ。
あくまで自然に穿き込んだ上で進めていきたい。
そうこのような色、もっと白くても良いかもしれない。
極限に薄い色になるまで穿き込み、落としていく。
ただ白くしたいわけではなく格好良い自然な薄色。ヴィンテージのそれとは違う方向性ですすめていく。
難しいのは古着で見てもよくわかるように穿き込む事でボロボロになってしまう事だ。
じっくり進めていく必要がある。
ライトブルー/アイスブルーデニムの育て方
では綺麗な薄い色落ち(ライトブルー)に仕上げるためにどのように穿いていけば良いのだろう?
とにかく穿く→ そもそも穿かないと色落ちは進まない。ただでさえリーバイス501の色落ちはゆっくりでなかなか進まない。ガンガン穿き込みとにかく色落ちを進める。
頻繁に洗う→ ジーンズの穿き方・洗い方は千差万別。色落ちした部分としてない部分の濃淡(メリハリ)をつけるためには一般的にはあまり洗わない方が良いとされる。その為人によっては全く洗わない事もあるだろう。しかし、今回はその逆で濃淡をあまりつけない。普通の服と一緒の扱いで1、2回穿いたらすぐ洗う。
ダメージに注意→ 自然な色落ちをさせる為にはとにかく穿く。すると裾はほつれアタリの箇所にはダメージが蓄積され穴が空く事もある。こういった適度な変化は楽しみつつも大きなダメージには気をつける。引きずってボロボロにしたり、大きな穴が空いてしまわない様じっくり育てていく。
以上のように大した事は書いていない。ひたすら穿いて、穿いたら洗って、ボロボロにならない様に少しだけ気をつける。それだけの事である。
むしろ時間との勝負かもしれない。根気強く穿き続ける事。数ヶ月やそこらでは色落ちは進まない為長期戦になる。
アイスブルーまでの道のりは遠い。急がず進めていこう。
リーバイス501色落ち2000時間目
ではその進捗を確認していこう。
【全体像】
リジット→今→○○○→アイスブルー
現状はこのあたり。折り返しが少し先にみえてきたであろう地点の色落ち。しかし今が2000時間として6000時間ぐらい必要だろうか?
穿き方、環境にもよるが人によってはそこまで穿く時間が取れないだろう。
やはりデニムは時間との勝負である。
リーバイス501各部の色落ち
【フロントポケット付近】
適当に穿いているのだがそれでもヒゲは出る。フロントボタン状にアタリも付いているのが確認できる。神経質に穿くこともあるのだがどちらの穿き方にも良さがある。今回はたまたま適当に穿いているだけ。
【バックポケット付近】
座った分だけ擦れている印象。ポケット部分については薄くなるにしたがいオレンジのアーキュエイトステッチが浮かび上がってきた。しっかりと主張して見える。
【膝】
特に目立った色落ちをしている訳ではない。気にせず膝をついたりしている為部位としては色落ちが進んでいる箇所。
サイドについては脇割の柔らかいアタリにとどまっている。
【膝裏(ハチノス)】
わずかにシワがついている。洗う事によって最も色落ちに影響を与えるのはこの膝裏(ハチノス)ではないだろうか。全然メリハリない箇所。しかし今回はこれで良いのだ。
【裾】
もとからのシングルステッチ。チェーンステッチに比べ斜めのうねりは出ない。まっすぐはいるパッカリングもわるくない。
薄色デニムにするまでの今後
以上のように薄色デニムと呼べるまでの道はまだまだ遠い。
正直穿き込むしかない。できれば毎日穿きたい所だが他のデニム、ローテーション
でその他のパンツにも活躍してもらわねばならない。
A.P.Cプチスタンダードについての色落ち

じっくりといこう。
スローエイジングで進めていく。