ワンスター。アッパーのひとつ星が格好良いコンバースの名品。
今回はそんなワンスターの悩ましいサイズ選びについて。
ワンスター(ONE STAR)のサイズ感
ワンスターは、同じコンバースであるオールスター(チャックテイラー)とサイズ感が異なっている。
これが非常にやっかい。
靴底に記載のサイズ表記。モデルにもよるがほぼ同じ仕様。
かたちや見た目が似ているだけに同じ様にサイズ選びをしてしまう事も多く、その為失敗する可能性が高い。
難しい靴のサイズと大きめ小さめの判断
以前ワンスターの購入検討時、事前にサイズ感の情報収集を行っていたが、なぜか情報が錯綜していた。
コンバースワンスター購入レビュー
大きめという意見もあれば、かたや標準的でジャストなサイジング、はたまた少ないながらも小さめという意見さえも。
真逆の意見が含まれ非常に悩まされる。
実は、これはワンスターに限らず靴のサイズ選び全般でいえる事。
そもそも、靴に対する適正サイズ感覚は、人によってかなり違う。
同じ足の大きさの人が履いたとしても「締め付けがある」と感じるか、「フィットしていてちょうど良い」と感じるかでその感想は変わってしまう。
そして、靴のサイズは足の長さ(〇〇センチという表記)だけでなく、足の幅や甲の高さ、かかとの大きさなど多面的な部分から成り立っており、ジャストサイズを選ぶのがもともと難しい。
以前の記事でも書いているが、例えば足長が24.5センチなのにUK5のサイズ(23.5センチ程度)なのに履けてしまうのはこの為である。
パラブーツシャンボードとサイズ選び
しかし、そこをなんとか。ワンスターのサイズ感について、掘り下げてみていきたい。
ワンスターは大きめの靴
最初に結果から。
ワンスターのサイズ感は「大きい」。
なぜ?なにが大きいのか?具体的にみていこう。
他のスニーカーとの比較
ワンスターのサイズ感が大きい理由としては、同サイズのコンバースオールスター、アディダススタンスミスやニューバランスの574といった定番的なスニーカーと比べた際、明らかにゆるく、ジャストのフィット感が得られないから。
もちろんこれらのシューズが「小さい」という考え方もできるが、あくまで基準を設けるとして、ワンスターはこれらスニーカーと比較すると明らかに大きい。
大きさの基準
では、大きいとはどのように大きいのだろうか?
オールスターとワンスターのサイズ比較
例えば同じUS6.5インチ(日本サイズ25.0センチ)の表記のコンバースオールスター。表記は足の長さを表しているため「長さ」としては足が入る。しかし、明らかにキツイ。
そう、足の長さは同じ25センチでも幅と甲の高さ(いわゆるウィズ)がまったく違う。
履いてみるとその差は歴然でワンスターの場合は履いてみるとわかるが甲からつま先までが非常に広い。
だからワンスターのサイズは大きい。
このように考える。
マイサイズによるサイズ考察
次に、マイサイズからワンスターのサイズ選びを確認していこう。
普段着用しているスニーカーとマイサイズは下記。
足長実寸:24.5センチ|甲の高さ:ふつう|足の幅:幅狭
コンバースオールスター(HI)US7 1/2・(LO)US7→オールスターは幅狭スニーカーの代表格。基本少し大きめを紐でしばって履く方も多い。このサイズでわずかにゆとりがある適正サイズ。ハーフサイズ下げても履ける(許容)がかなりピッタリとしたサイジングになる。同じオールスターでもローカットを選ぶ場合はジャストで履きたい為US7をセレクトしている。
アディダススタンスミス・ガゼル US7 1/2→アディダスのローテクスニーカーは幅がせまく似た形状のものが多い。これをジャスト履き。これより小さいサイズだとと羽根が開きすぎてしまう。逆に大きいとかかとが浮いてしまい履き心地がわるい。足長で合わせ紐で調整するイメージ。
普段〇〇センチだからこのモデルなら〇〇センチ。
こう言い切りたい所だがインソール、紐の縛り具合、好みでも随分変わる。
小さめで選びジャストのサイズ感を得る
オールスター(チャックテイラー)ハイカットと同じサイズで履くならば7ハーフを選ぶ所。
しかし、ワンスターで実際に7ハーフを履いてみた所、親指がゆうに入ってしまうサイズ感。
これでは足が靴の中で遊んでしまう。
ワンサイズ落としてオールスターローカットと同じUS7のサイズを履いてみるも、つま先部分のフィット感はまだゆるい。
考えた末、US6ハーフのワンスターJを選択。
※US6もぎりぎり入るが、やや指があたるのと羽根が開きすぎてしまう為NG
結果的にローカットオールスターから1サイズ(0.5インチ)下げたサイズでちょうど。
羽根が適度に開きつま先は1センチ程度の捨て寸。きっちりと履く事ができるサイズ感を得ることができた。
まとめ
以上。ワンスターのサイズ感とサイズ選びの考察。
極論をいってしまえば試着すればわかること。しかし、オンラインでの購入も想定したりただでさえ微妙なサイズ選びの精度をあげていく事が大事だと考える。
マイサイズで快適かつお洒落なスニーカーを愉しもう。