無地Tシャツの定番ブランドであるヘインズ(Hanes)。
ヘインズのTシャツといえば、3-packの赤・青・金やビーフィー(BEEFY-T)など、多くの名品が存在する。
そんな中、日本人向けに作られ評価の高いシリーズ、それがジャパンフィット(Japan fit)。
今回は、ヘインズの定番ジャパンフィットの無地Tシャツ(赤ラベル)について、くわしく見ていこう。
ヘインズジャパンフィット(Japan fit)のサイズ感とシルエット
ヘインズのジャパンフィットを語るうえで、欠かせないのはサイズ感とシルエット。
というのも「日本人向け」はこのサイズ感から構築されたものだから。
サイズ表
まずはサイズ表から。
S | M | L | XL | |
着丈 | 63.5 | 66 | 68.5 | 71 |
身幅 | 45 | 48 | 51 | 54 |
肩幅 | 40 | 43 | 46 | 49 |
袖丈 | 17 | 18 | 19 | 20 |
赤パック、青パックなどに代表される3-packシリーズに比べると着丈が短く、ビーフィーTに比べると身幅もタイトで袖丈も短い。
全体的にコンパクトなサイズ感で非常にすっきりとしたサイズ感、ゆえに日本人体型向けという訳である。
以前に3-packの赤ラベルの縮みについて記事を書いているが、赤パックを一度洗い、自然乾燥させたサイズ感に似ている。
※乾燥機を使用した場合はさらに縮む(特に着丈)
シルエット
ジャパンフィットは全体的にあくまでジャストなシルエット。
着画。(パックからそのまま着用した為シワが)
肩はきっちりめのフィット感、袖丈はややコンパクト、着丈は標準といった具合。
全体的には標準のサイズセレクトでかまわないが、ゆとりをもって着たい方は注意が必要だろう。
ジャパンフィットの各部の特徴
では各部の特徴についても確認していく。
ジャストサイズの肩・胸部
きっちりした肩・胸部はTシャツ全体の印象をも決める。すっきりした印象。
肩でサイズを合わせればサイズはしっかりと合ってくる。Tシャツのサイズ選びでもっとも重視すべきポイントといえるだろう。
ジャパンフィットも肩・胸回りを基準にサイズを選んでいきたい。
袖部
コンパクトな袖部。
袖丈は短め、袖先にいくにしたがって絞りが効いたフォルム。幅広で絞りが少ないビーフィーTとは対照的な袖。
着丈
本体の裾部。
標準的な着丈。長すぎず短すぎずプレーンな所がむしろ特徴といえる。
素材
次は素材について。
ジャパンフィットの赤は綿100%。製品にした段階で洗いをかけてある為、3-packの赤ラベルのように大きく縮む事はない。
※厳密にはここからも若干縮むのだが(乾燥機をかけると尚更)
ジャパンフィットに関しては、綿の素材感が活かされており、実にニュートラルな印象。
硬すぎず柔らかすぎず、艶もありすぎず無さすぎず、中庸的な所が特徴。
例えば3-packの赤ラベルであれば柔らかく艶なし、UNIQLOのスーピマコットンTであれば柔らかく艶あり、ビーフィーTであれば硬く艶なし。といった具合。
ジャパンフィットの場合は全てが中間的な存在。それが良い。
タグレス
襟元のタグを廃したタグレス仕様。
Japan fitのロゴ。
ヘインズのTシャツはほとんどがこの仕様でプリントによってモデルがわかる様になっている。
チクチクと肌にあたる事もなく、快適な着心地をも実現。
リブ
Tシャツの表情を司る首元のリブ。
幅の広さの違いが印象を大きく左右する。
ジャパンフィットのリブは約2センチ。
太くも細くもない適度なリブ幅で、着こなしやすくベーシック。
丸胴
ヘインズのTシャツのほとんどで採用されている丸胴。
脇に縫い目がないフラットな仕様。
まとめ
以上、ヘインズのジャパンフィット(Japan fit)のサイズ感と特徴について。
サイズ感やシルエット、素材や特徴など、全てが平均的なジャパンフィット。一枚でもインナー使いでも使える汎用性の高さも魅力。
プレーンであることが特徴で、着こなしによって見えかたが大きく変わる。
使い手に左右されるTシャツであるといえる。
ジャパンフィットの白無地T。自分らしく、無地を着る。