スーピマコットンクルーネックTシャツ。
皆さんご存知UNIQLO(ユニクロ)のTシャツで、毎年マイナーチェンジをされながらも繰り返し売られている大定番。
このスーピマコットンクルーネックTシャツ(スーピマT)今回、改めて「使える」と感じた為くわしくレビューしていく事にする。
Uniqlo UスーピマTとの比較はこちら
ユニクロ(UNIQLO)のスーピマコットンクルーネックTシャツ
ユニクロのスーピマコットンTシャツ。
「今更」と言われても仕方ないが、定番商品といわれるものには必ずその理由があり、優れた部分がある。
そう、売れているには訳があるはず。細部についてもみていこう。
スーピマコットンとは?
そもそもスーピマコットンとはどういったものの事だろう?
高級コットンの一つで、品種改良して栽培されたものが、繊維の長い「超長繊維綿花」のピマ・コットン。
繊維長のコットンは高級とされ、そのひとつのスーピマは高級ピマを意味している。
柔らかな風合いとシルクに近い光沢が特徴的。
説明を聞くとなんだか難しく聞こえるが、スーピマコットンは「上質なコットン」という認識でひとまず構わないだろう。
ユニクロの無地Tシャツの種類
ユニクロ(UNIQLO)にはスーピマコットン以外にもTシャツの種類が多く存在する。
※ここでは無地Tシャツに限定してみていこう
スーピマTよりも安価でインナー使いがしやすいものとしては、ドライカラークルーネックT(パックT)。
ポリエステル混紡のTシャツ(ヘインズ青パック)についてはこちら
速乾性に優れたつくりとサラっとした着ごこちはインナーとして割り切って使いたいのならばアリだろう。
他には、スーピマコットンフライスクルーネックT(インナーカテゴリ)。
こちらも好評のモデル。理由としては前述したスーピマコットン使用のややタイトなシルエット。
丈はやや長めのタイプでスリムパンツに合わせたりデニムに合わせたりですっきりと着用する事ができる。
しかし、個人的な考えにはなるが、襟元のリブが細く下着感がつよい為好みではない。
タイトに着用するのがメインとなるため、着る人の体型を選ぶ様な気がしている。
このあたりはお好みでチョイスしていくのが良い。
スーピマコットンTシャツの特徴
では、肝心のスーピマコットンクルーネックTシャツの特徴について掘り下げていこう。
質感
まずは質感について。
ユニクロの製品は総じて質が良い。もちろん同価格帯での話ではあるが素材や縫製なども評価は高いといえる。
このスーピマコットンTも例に漏れず、繊維長の綿が持つツヤや洗い込んで風合いが出る生地感も素晴らしい。
ややオフホワイト(黄みが入る白)ぎみの優しい色は、非常に柔らかい印象だ。
シルエット
続いてはシルエット。
Mサイズにおける公式のサイズは身丈68・肩幅43・身幅50.5・袖丈20.5。
着用時のサイズ感としては肩幅はジャスト。身幅はややとりがあり、着丈は多少長めにとってある。
参考までにヘインズのパックTと比較してみると、定番の赤ラベルMサイズが身丈72.5・肩幅44・身幅49でこちらの方が身幅以外はゆったりした仕様。
全体のシルエットとしては少し似た印象。
同じくヘインズの日本人体型に合わせて開発されたジャパンフィットの場合、サイズとしては身丈66 ・肩幅43・身幅48。
こちらの方が全体的にコンパクトでフィット感がつよい形となる。
同じに見える無地Tシャツでも、肩幅、身幅、着丈、袖と各部の寸法が少しでも変わればその印象を大きく変える。
Tシャツのシルエットは奥深い。
ヘインズ赤パックTについて
ヘインズジャパンフィットについて
着用・サイズ感
続いては着用・サイズ感について。
肩幅は標準的でジャスト。身幅と身丈は平均的なものよりややゆったりとしたつくり。
着画がこちら。
肩はぴったり。身幅はゆとりがあるため体型にほどよく沿っており「自然」にみえる。
Tシャツがしっくりきている状態というのは、思っているよりずっと「普通に見える」ものだと考えている。
自分の場合は肩幅があるため(いかり肩)全体のシルエットに適度なゆとりが欲しい。肩や身幅がタイトなTシャツを選ぶとひどく骨ばって見えてしまうから。
いかり肩となで肩に合う服
という訳で、自分のTシャツにおける条件を満たしてくれているのがこのスーピマT。
万人に合うようなつくりではあるが、細みから標準体型で、胸板がそこまでがっしりしていない方にもおすすめ。このシルエットにより胸回りのボリュームの補正が可能。
着丈がやや長い為はデニムジャケットやブルゾンなどの裾を見せるインナーとしても使い勝手が良いだろう。
Tシャツは体型に依存する
Tシャツはシンプルなデザインの為似合う似合わないがはっきり出るアイテムだと考えている。
当ブログではよく「似合うとか似合わない」「〇〇に合うとか合わない」について言及することが多い。
似合わないをなくす
もちろん、合う合わない関係なく好きなものを着ても良い。好きでもない服を着ても楽しい訳がないからだ。
しかし、ファッションにおいて服やデザインの特性、組み合わせ、見え方を知っているかどうかでの差が大きすぎる。
一部のおしゃれな人はそれを知っていて、自然にそれを活用している。
自分の好きな服。できれば上手に着こなしたい。
体型に依存しやすい無地Tシャツもそう。ユニクロのスーピマTはそういった意味でも実にベーシックで万人に似合いやすい。
ユニクロスーピマTの使い方
着こなしとしては1枚で着る場合シンプル過ぎる為Tシャツを主役にはしない。愛用のスニーカー、ジーンズ、眼鏡、時計などを引き立てる。
スーピマTの使い方としては、名脇役としてきっちり主役アイテムをささえる所にある。
白Tシャツとデニム
経年変化
綿100%のためこのスーピマTも経年変化する。
こちらは5・6回着ては洗いをかけて、襟元に緩みが出てきている所。
今後も着続け、全体が少しクタってくるぐらいが格好良い。着込んで自分仕様に変えていくつもりである。
Tシャツの経年変化についてはこちら
ユニクロ(UNIQLO)のスーピマコットンクルーネックTシャツとまとめ
以上ユニクロ(UNIQLO)のスーピマコットンクルーネックTシャツについて。
万人向けながらややジャストな肩幅、ややゆとりのある身幅に着丈が特徴の高品質なTシャツ。
特徴を分かった上で自分にとっての最適解をみつけていくのは楽しい。Tシャツ選びもそう。
さあ、マイ無地Tを探そう。