【ジージャンのファーストウォッシュ】デニムジャケットの初洗濯と色落ちの関係について

愛用中のジージャン(デニムジャケット)。

 

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着用1000時間を経過し、ゆっくりではあるが、着々と色落ちが進んできている。

 

今回はそんなジージャン(デニムジャケット)のファーストウォッシュについて。いよいよ初洗濯に踏み切ったため、色落ちとの関係性について洗濯後の状態を含め確認していく事にする。

 

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ジージャン(デニムジャケット)のファーストウォッシュ(初洗濯)

そもそも、ジージャンは洗うべきものなのだろうか?

 

デニムの洗濯については意見が分かれる所。できるだけ洗わないのが良いと考える人がいる一方、まめに洗うべきという人もおり、好みによって目指す方向は変わっていく。

 

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所有のA.P.Cのジージャン(デニムジャケット)に関しては、メリハリをつける為極力洗わない。

 

このような方向性で進めていく事にしていた。

 

ファーストウォッシュ(初洗濯)をする理由

そんな中、今回ジージャンの初洗濯に踏み切ったのは下記の理由から。

 

● 1000時間経過によるシワの定着が確認できた

● 襟・袖の汚れを懸念している

 

継続した着用により全体にシワがつき、ある程度定着が見込めた事。そして洗わずに進めてきたことにより汚れが気になってきた事から、初洗濯に踏み切った訳である。

 

ファーストウォッシュ(初洗濯)と色落ちの関係

では、さっそくジージャンのファーストウォッシュ(初洗濯)について見ていこう。

 

洗濯前の状態

まずは洗濯前の状態から。

 

洗濯前のアーペーセー のジージャン

全体像。

 

こちらのジージャン(デニムジャケット)に関してはノリも落とさず購入からそのまま着続けていたもの。

 

まだまだ濃色ではあるが全体的に黒っぽい状態から青みがかったものに変化してきている。

 

1000時間経過し、シワやクセは固定されている頃あい。

 

極端にバキバキの色落ちを目指している訳ではない為、そろそろ洗いどきとなるだろう。

 

デニムジャケット(ジージャン)の初洗濯の方法

さあ、洗っていこう。

 

洗濯方法

洗濯方法:つけおき洗い(手洗い)

洗剤:デニム用洗剤使用

諸条件:裏返しで行う・脱水は洗濯機使用・天日干し

 

初洗濯の方法としては、デニム用洗剤を使用してのつけ置き洗い。

 

洗濯機でおこなっても大差がないという考えや、洗剤の有無、干し方も含め様々な方法があるのは承知の上。

 

今回は上記の方法ですすめていこう。

 

 

つけおき洗い

浴槽を使用しての手洗いでおこなっていく。

 

デニムジャケットの浸けおき洗い

まず、ジャケット全体が浸かるように水を張り、数回押し洗い。

 

そのままつけおき30分ほど放置。

 

お湯で洗うとが染料が落ちやすい為、今回は常温水を使用した。

 

 

洗剤はデニム専用洗剤のJウォッシャーを使用。

 

デニム用洗剤Jウォッシャー

クラシックなラベル。

 

香料が入ったものが多いデニム用洗剤において、めずらしく無香料のタイプ。余分な色落ちを防ぎつつ汚れを落としてくれる。

 

 

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ファーストウォッシュでノリ落とし。濁っている

つけおき後の状態。わずかだが水が青色になっていた。

 

デニム用洗剤の効果か、色落ちはそこまで感じられないが糊が落ちたことによる茶色の濁りが見て取れる。

 

ジージャンのすすぎ

続いてシャワーを利用ししっかりすすいでいく。

 

ここで手を抜くと生地に洗剤が残り、ダメージや違和感がうまれ兼ねない為入念に行おう。

 

脱水は洗濯機で

洗濯機を使用し5分間の脱水。

 

デニムの天日干し

最後は乾燥。今回は天日干し。裏返しのまま肩部分がしっかりとしたハンガーに吊るし乾かしていく。

 

日光によって色褪せするという考えもあるようだがそこまで細かい所は除外する。短時間でしっかり乾かしゴワゴワの生地感を楽しみにしよう。

 

数時間後取り込みして無事に完了。

 

ファーストウォッシュ(初洗濯)後の色落ち

さて、ファーストウォッシュ後、状態はどのように変化したであろう。

 

【ジージャンのファーストウォッシュ】アーペーセーデニムジャケット1000時間目の色落ちと縮み(a.p.c denim jacket)

全体象。

 

全体的に黒さが消え青みがつよくなっている。

ノリが落ちた事により色の層が一枚はがれた印象。生地にハリが戻ったようにも見受けられる。

 

元々のインディゴの青色がより見えるようになっていた。

 

ボックスステッチとプリーツ部の色落ち

 

プリーツの端部分とフラップポケットも角を中心に落ちてきている。

 

よくアタる端やシワ部中心に色落ちしているがそこまで青々しくのっぺりした様子ではない。デニム用洗剤の効果も感じることができる。

 

デニムジャケットの襟の色落ち

襟部。擦れた部分が白く色落ちしている。

 

襟は擦れるのはもちろんだが直接肌に触れる部分の為汚れや変色にも気をつけていく。

 

初洗濯後の袖口

袖部。ダメージや擦れが目立ってくる袖口だが、綺麗に落としていきたい。

 

ファーストウォッシュ後のハチノス

腕部。ハチノスが現れ擦れ、白く落ちているのがわかる。

 

洗いをかける事によりシワは一旦消えてしまうが再び腕を通すことでハチノスは復活する。

まだまだこれから。じっくり育てていこう。

 

ジージヤン脇の色落ち

脇のヒゲにあたる部分。とにかく擦れる為シワに沿って落ちている。濃淡が美しい。

 

背中の色落ち

バック部。

 

背中の色落ちはなかなか進まない。

ファーストウォッシュ前は背中にシワがくっきり現れていたがリセットされている。

 

次の洗濯まで再度シワがよみがえるだろうか。じっくり進めていこう。

 

 

洗濯後の縮みについて

一般的なリジットデニムは洗濯することにより縮む。

所有のジージャン(デニムジャケット)も例にもれず収縮していた。

 

洗濯後の縮みはどれぐらい発生しているだろう?実測を行なった数値は下記のとおり。

 

ファーストウォッシュ後の縮み (公式サイズ表記→洗濯後実寸)

肩幅:40→40

身幅:45.25→45

着丈:61.5→59

袖丈:63→60

 

 

常温水でのつけおき洗いで時間も30分ということで縮みきっていない可能性があるものの着丈を中心に縦方向の縮みがよく目立つ。

 

個体差やブランド、生地によって異なるものの、こちら横はほぼほぼ縮まない結果となった。

 

着丈がもっとも縮む

裾部。縮みによってパッカリングがでてきている。

 

袖丈は元々長めにつくられている為もう少し縮んでも良いかと思っている。

 

 

ねじれや歪みが気にかかる為今回のジャケットで乾燥機は使わない。

次の洗濯でもいくらかの縮みが想定される。追って確認していきたい。

 

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ジージャン(デニムジャケット)のファーストウォッシュとまとめ

以上、ジージャン(デニムジャケット)のファーストウォッシュとその変化について。

 

着込んで柔らかくなったジージャンも水を通す事により、ゴワゴワとした状態でリスタートする事ができる。

 

ジージャンの初洗濯はその後の色落ちや変化に大きな影響を与えるもの。

 

気にせずただ洗うのも良いし、今回のようにこだわりを持って楽しみながら洗濯するのも良い。

 

自身の方向性を決めて楽しんで行う事が重要。

さあ、初洗濯をはじめよう。ジージャンの色落ちはまだまだ始まったばかりである。

 

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