ヘインズの白Tシャツ。
言わずと知れた名品で、中でも赤、青、金のパックTは時代を越えて愛される大定番。
ヘインズの3パックの種類と赤ラベルについては以前の記事で
今回は3色定番のひとつ、青ラベルのパックTについて。
ヘインズの青ラベル(青パック)白Tシャツの特徴
3種類あるなかの青パック。どんな特徴があり、他のパックTとの違いについても確認していこう。
青パックTの素材とポリエステル混紡のTシャツについて
ヘインズの青ラベル最大の特徴、それはポリエステル混紡の素材である所。
そう、この青パックT、コットン100%ではない。
綿だけではなく化繊をまぜてあり、構成としてはコットン75%、ポリエステル25%となっている。
綿100仕様の赤ラベル、金ラベルとの大きな違いはここにある。
ポリエステル混のベーシックなTシャツ。これが青ラベルの特徴であり、存在意義となっている。
では、くわしくみていこう。
ポリエステル混紡のメリット
なぜTシャツに化学繊維であるポリエステルを混ぜるのだろう?
好みはあれど、綿100%のTシャツの方が通気性もよく、風合いはあるし見た目もよい。素材の経年変化を楽しむうえでもコットン100%でつくられたTシャツの方が優れている様に考える。
しかし、あえてポリエステル混紡にする意味は別の所にある。
速乾性と肌触り
コットン100%のTシャツの最大のデメリット、それは乾きが遅いこと。洗濯や水に濡れてしまった際Tシャツが乾くまでには時間がかかる。
そこでポリエステル混紡素材の登場である。これがよく乾き、肌触りもサラサラと使いやすい。
滑らかな肌触りが好みであれば、ポリエステル混のものを優先。そこで、青パックという選択肢が現れる訳だ。
経年変化しづらい
そして、青パックの他との大きな違いがもうひとつ。
それは経年変化(劣化)しづらい所。
綿100%であれば洗えば縮み着込むことでヨレ、伸びていく。もちろんそれがアジであり大きな魅力となるのだが、場合によってはただの劣化とみなされる。
対して混紡素材の青パックは変化がおこりづらい。
購入直後、洗いもかけていないし袖も通していない状態。
もちろん、混紡素材でもここから変化はしていくが、綿100に比べればとても少ないという事。
正直「風合いやアジ」という点でみれば綿にはかなわないのだが、利便性や実用的であるという点からみればポリ混のものが有利ということになる。
以上ように、Tシャツらしさはそこなわないままに経年による変化はおこしづらい。
それが青ラベルをはじめとする「ポリエステル混紡Tシャツ」の特徴。
青パックTの使い方
青ラベルの特徴
薄手
良い意味でもわるい意味でもヘインズの3-pack Tシリーズの特徴となるのが薄手の素材。
厚手のTシャツがよければビーフィーTの選択肢もある。
しかし、個人的にはこの薄手の素材こそがパックTらしさであり、いかにもカジュアルな雰囲気が気に入っている。
ピュアホワイト
同じ白色でもTシャツによっては黄みのつよいオフホワイトのものも存在するが、この青ラベルは「ピュアホワイト」いわゆるまっしろな白。
すっきりクリーンな印象。白Tに求められるイメージそのまんま。
リブ
2センチとやや細いリブがちょうど良い。
太いリブは骨太で格好良いがインナーにする場合襟元に不要なんボリュームがでてしまう。逆にリブが細すぎては頼りない。
ちょうど良い細さ。
サイズ感
ヘインズの3-pack Tシャツのシリーズは赤、青、金とどれもサイズは同じとなっている。
下記はサイズ表。
XS:身丈64・身幅43・袖丈19・肩幅38
S:身丈67・身幅46・袖丈19.5・肩幅41
M:身丈72.5・身幅49・袖丈20・肩幅44
L:身丈76・身幅52・袖丈20.5・肩幅47
XL:身丈80・身幅56・袖丈21・肩幅51
シルエット
丸胴、すなわち脇に縫い目がないつくりで、ヘインズはパックT、ビーフィー、ジャパンフィットと全て共通でこの仕様となっている。
まとめ
ヘインズの青パック。実用性とアジの共存。
青のベーシックヘインズを着よう。