ヘインズ(Hanes)のTシャツ。
長い歴史を持つ定番中の定番。
ヘインズパックTの種類について
今回は、そんな定番ブランド、ヘインズの中でも非常に評価の高いビーフィーTシャツ(BEEFY-T)について。
その特徴やシルエット、ディテールについて。確認していく事にする。
ヘインズ(Hanes)のビーフィーTシャツ(BEEFY-T)の特徴
ビーフィーTといえば、力強さを象徴するかのような牛のパックデザインとBEEFY(牛)というその名の通り、タフなつくりとディテールが印象的。
その特徴は下記。
太いリブ→ スポーティな太リブ仕様
肉厚→ 6.1オンスのがっしり肉厚の生地
それぞれ、特徴について詳しくみていこう。
ヘインズビーフィーのシルエットとサイズ感
まずはそのシルエットについて。
サイズ感についても実際の数値を見ながら確認していく事にする。
ボックスシルエット
短丈でやや幅広のプレーンなボックスシルエット。
ストンと落ちるフォルムはアメリカンで骨太。
丸胴(みごろ脇に縫い目が無いつくり)を採用し、肌に触れてもシームが当たらず、快適な使い心地となっている。
リラックス感のあるシルエットは一枚で着るのにも最適、無地ながら存在感も十分である。
ヘインズのパックTにおいては全て共通のタグレス仕様。おかげでチクチクとすることも無くすっきりと着ることができる。
サイズ感
このビーフィーT、サイズを細かくみていくと分かるのだが、ただのボックスシルエットでは終わらない。
下記はメーカー表記と洗濯前のサイズ実寸。
身幅(脇下):表記51・実寸49
袖丈:表記21・実寸20
肩幅:表記47・実寸45
個体差もある為1センチ程の誤差は許容範囲だろう。
肩幅に比べ身幅は適度に絞られておりただのゆったりシルエットでは収まらない。
縮みきったサイズについては追って記事にしていくがベースのシルエットがしっかりとしており多少のヘタリは気にせず着用できそうだ。
ヘインズビーフィーのディテール
続いてはディテールについて。
各部にタフさ、カジュアルで無骨な雰囲気を感じさせる仕様となっている。
太リブ
Tシャツの顔ともいえるのが襟元のリブ。印象を大きく左右するする為非常に重要なポイント。
ビーフィーのリブは2.5センチ。表中的なTシャツよりも広め。
縫い目、ステッチ部も加えると3センチとなり一般的なTシャツと比較すると明らかな太リブ。これにより着込んでもヘタリも少なく、長期にわたり着用可能。
デザインとして考えた場合は、スポーティでラフな印象を与える為、多少好みは分かれると考えられる。
同じヘインズでも、ジャパンフィットや赤パックをはじめとする3-packシリーズであればビーフィーよりも細いリブが採用されている。
※ヘインズ赤ラベルのリブは約2センチ
このビーフィーTなら太リブがもたらす力強い印象で実にざっくりと羽織る事ができる。
一枚でもサマになるのにはこのリブがあるから。
ヘインズビーフィーの生地
そしてビーフィーTの生地について。
肉厚生地
最大の特徴である肉厚の6.1オンスのコットン地。
オンス(oz)とは一平方ヤードあたりの質量でデニムなどでもよく使われる単位で、オンスが高ければ「重い」という事になる。
※体感的には厚いと言った方がわかりやすいだろう
一般的なTシャツであれば3〜4オンス程度のものが多く、ビーフィーはTシャツとしては非常にがっしりした部類である。
他に高オンスの無地TであればGOODWEAR グッドウェアやキャンバー CAMBER 、レッドキャップ(RED KAP)や(ユナイテッドアスレ)UnitedAthleあたりも代表的。
一枚で着こなしやすい肉厚系Tシャツ。
ビーフィーTの着こなし
ではこのBEEFY-T、着こなしとしてはどんなものがあるだろう?
一枚で着る
「一枚で着る」
もっともビーフィーの特性を活かせるのがこの着こなし。
なぜなら、上記であげたボックスシルエット、太リブ、肉厚生地こそが一枚で着る場合に使いやすい要素が複数あるからである。
そして、通常Tシャツを一枚で着こなす場合避けて通れない「下着感」が課題となるが、ビーフィーはその心配が少ない。
透けてしまう事もなく、厚手の生地で自然に着用が可能。
ゆったり身幅、短丈、丸胴といった所も一枚で着やすい要素だろう。
Mサイズで18センチ(実寸)と広い袖幅。ぱっと身でもよく分かり特徴的。
短い着丈は一枚で着用(アウター使い)しやすい事に繋がっている。
やはり、スペック的にも一枚で着こなしやすいのがこのBEEFY-Tといえる。
デニムにTシャツ
インナーとして使うビーフィー
続いてはインナー使いの場合。
もちろんインナーとして使うことも可能だが少し注意が必要だと考える。
なぜなら、
● ゆとりがあるシルエット
● 短丈
この二点があるから。
裾の見え方(分量)によって印象が変わる為、短丈は組み合わせるアウターが少し限定される。
その為、ゆとりのあるアウターやTシャツと同様短丈を選んであげるとバランスが取りやすい。
または、裾からTシャツを見せないコーディネートで使用するのもひとつと考える。
まとめ
以上、ヘインズが誇る無地Tの定番、ビーフィー(BEEFY-T)の特徴と着こなしについて。
ヘビーウェイトが持つ特性がありながらファッションとして十分に通用するバランスの取れたシルエットが素晴らしい。
安定した支持の大定番は安心して手に取る事ができる。
肉厚、ボックスシルエットの名品を着よう。
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