誰かが言っていた。
「お洒落(おしゃれ)は引き算」である。
おしゃれ上手なモデルや業界人。コーディネート指南をするスタイリスト。
ファッションが得意な人はこんな事を言っている。
あのココシャネルの「ファションとは上級者になるほど引き算である」の名言としても有名である。
サブトラクションとおしゃれの引き算について
しかし、服は重ねて着るもの。インナーにアウター、ボトムスにシューズ、バッグに小物。
だとすれば、足し算として考えるのが普通なのでは?
このように思っていた。
そんな、おしゃれにおける引き算の意味と、当ブログのタイトルにもなっているサブトラクションについて。
確認していく事にする。
サブトラクション (subtraction)とは?
サブトラクションとは?
言葉の意味としては減法、すなわち一方から他方を取り去る事を指す。
計算などで使われる「引き算」の事である。
3−2=1
そう、小学校で習うあれの事。
減算、数を減らすということでかまわないだろう。
では、そんなサブトラクション(減算)。
お洒落(ファッション)においてはどういう意味を成すのだろう?
くわしくみていく事にする。
おしゃれ・ファッションは難しい
おしゃれの引き算。つい最近まで何の事だかさっぱりわからなかった。むしろ、今でも完全に理解できてはいない。
算数の引き算であれば小学校で習得済みであるが、ことお洒落の引き算となるとまるでわからない。
お洒落は奥が深く、抽象的である為非常にわかりづらい。
ただブランドの服を着れば格好良くなる訳ではないし、情報収集し、そのまま流行を取り入れたっておしゃれになる訳でもない。
素敵なお店のマネキンを真似ても全然しっくりこない。お洒落やファッションの事なんか、よっぽどでなければ誰も教えてくれない。
もちろん学校で教えてはくれる訳でもないし、マニュアルなんて無い。
しかも、お洒落な人はこう思っている。
マニュアルがないから面白いんだよ。
自分にはなんの事だか全くわからなかった。
お洒落(おしゃれ)は難しい
マニュアルが無いからこそ皆表現が違うし、自分の好み(個性)を反映させることができる。
では、どうやったらお洒落にできるのだろうか?
自分の場合はそもそもお洒落が何なのか全くわからず思うがままに服を選んでいた。
するとどうだろう。
雑誌のモデルが良いと言っていた定番の〇〇を買った。やっぱりお洒落な人が推めるモノは間違いない。
そう思っていたが、さっそく着てみるもしっくりこない。よく見てみると色も派手に見えるし、服のサイズがどこか緩い気もする。
そして、困ったことにそのサイズが合っているか(適正なのか)すら分からない。であるからして、本当はサイズが合っていたとしてもその事にすら気づかない。
このように、お洒落の服選びは非常に複雑。なんとなく服を選び、感覚で選んだモノを着てもしっくりこない。
もちろんファッションは自由だし、皆違いがあるのは当然、正解がないなんて事は分かっている。
しかし、どうせ服を着るのであればおしゃれで格好良くいたい。
お金や労力をかけるかどうかは別にして、ダサいよりはお洒落で素敵でありたい。
このように思っていた。
お洒落(おしゃれ)の引き算がしたい
自分が思う本当にお洒落な人とは、服の価格やブランドなどは関係なく、自身を知っており好みの服をその人らしく楽しんで表現できている人。
そこには、シンプルで要らないものを削ぎ落とした美しさがふくまれてる。
さりげない華やかさ。一見わかりづらいような。そんな所に憧れを感じていた。
これを表現するのは簡単ではない。
もしかすると「足し算」の方が分かりやすいのかもしれない。奇抜なデザインを重ね、とてもお洒落に着こなしを決めている人もいるだろう。
しかし、「お洒落で華やかな着こなしは格好良い」と思う一方、自分が求める、自分がするものとは違うような思いが湧いてくる。
まとめ
やはり、引き算のおしゃれがしたい。
最小限で大くの魅力を引き出したり、少ない分量でキレイに見せる。あるものを十分に引き立たせる。
そういったものにつよい憧れを感じていた。
本当におしゃれな先人もこう思ったのだろう。
「お洒落は引き算である」
引き算が効いた服や着こなし。洗練されたブランド。お洒落や考え方もふくめじっくりと考えていきたい。
サブトラクションの考察は始まったばかりである。