【デサントオルテラインのマウンテニア購入レビュー】水沢ダウンとは?定番モデルの機能とシルエットについて

寒い冬の主役アウターといえばダウンジャケット。高い防寒・保温性を誇るヘビーアウターの代表選手である。

 

しかしダウンというアイテムは選択肢も多く、様々なブランドから展開されている為セレクトに悩まされる。

 

そんななか絞り込み、ようやく理想のダウンジャケットを選ぶ事ができた。

 

【デサントオルテラインのマウンテニア購入レビュー】水沢ダウンとは?定番モデルの機能とシルエットについて

 

水沢ダウン・デサントオルテライン(DESCENTE ALLTERRAIN)のマウンテニア。

 

美麗なシルエットに加え防水・保温を含む高機能。デザインと機能の両立がここにあった。

 

今回は、水沢ダウン・デサントオルテライン(DESCENTE ALLTERRAIN)とその定番マウンテニアについて。確認していく事にする。

 

 

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水沢ダウンとは?デサントオルテライン(DESCENTE ALLTERRAIN)について

水沢ダウン・デサントオルテライン(DESCENTE ALLTERRAIN)について。

 

水沢ダウン(MIZUSAWA DOWN)とは?

水沢ダウンは、スポーツウェアメーカーであるデサントオルテライン(DESCENTE ALLTERRAIN)の水沢工場(岩手県奥州市)で生産されるダウンの事を指す。

 

出典:allterrain.descente.com

 

2008年の開始から国内はもちろん海外からも非常に高い評価を受ける定番アイテムで、2010年バンクーバーオリンピック日本選手団のオフィシャルスポーツウェアとして採用された事もきっかけとなり高い人気を誇っている。

 

水沢ダウンとは?

 

デサントオルテライン(DESCENTE ALLTERRAIN)について

水沢ダウンを語るにはまずデサントについて知る必要があるだろう。

 

1935年に石本他家男氏により創業した石本商店は1961年に現在の社名であるデサント(DESCENTE)に改名して現在までに至る。

 

デサントとデサントオルテラインとは?

 

社名のDESCENTEとは滑降を意味し、ブランドのマークである3本の矢印は直滑降と斜滑降、横滑りを表したデザイン。

 

ALL(全て)とTERRAIN(地形)を組み合わせた造語で「デザインは全て機能性に従事したものである」のコンセプトを元に流行にとらわれないものづくりを行っている。

 

水沢ダウンとは、2012年に始まったコレクションであるデサントオルテライン(DESCENTE ALLTERRAIN)の製品という事になる。

 

デサントの水沢ダウン。ブランド名やコンセプトからも強い意志を感じ取っていた。

 

水沢ダウン(デサントオルテライン)のダウンの種類とマウンテニア

 

出典:allterrain.descente.com

 

水沢ダウンのダウンジャケットはいくつかの種類が展開されている。

 

 

出典:allterrain.descente.com

着脱可能なフード付きモデルであるアンカー。

 

機能性とデザインを両立する水沢ダウンのなかではベーシックなモデルがこのアンカー。クラシックながら着てわかる綺麗なシルエットはデサントならでは。

 

 

出典:store.descente.co.jp

軽量モデルのシャトル。シンプルなライトモデルで普段使いのダウンとして非常に重宝する。

 

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シンプルでモダナイズされたフォルムが魅力的。

 

マウンテニアの特徴

そんななか、今回購入したのはそんな水沢ダウンの中でも定番といえるマウンテニア。

 

夏にダウンを購入

 

デサントオルテラインが掲げる「デザインは全て機能性に従事したもの」のコンセプトに忠実なモデルがこのマウンテニアであるといえる。

 

シンプルな外観ながら実に機能的つくられているマウンテニア。特徴についても見ていこう。

 

シルエット

まずはそのシルエット。

 

 

出典:allterrain.descente.com

 

全体的にはややタイトなかたち。フォルムも非常に美しい。

 

ステッチを極力なくしノンキルト加工とシームテープ加工を採用したスリムボディ。立ち上がりの良いフードが目を引くハイネックなど、無駄を削ぎ落とした機能的なデザインが魅力的な一品。

 

ダウンジャケットといえば総じてモコモコと肉厚でどちらかといえばカジュアルなイメージがつよいアイテムであるが、このマウンテニアはそのイメージを払拭する。

 

スリムシルエットのマウンテニア

 

シームレスかつノンキルト製法の採用により最小限におさえられたダウン。なんと位置ごとにダウンの量を加減しシルエットがきれいに出るよう調整している。

 

細やかなこだわり。実際、その徹底ぶりがシルエットの美しさに反映しているのが分かる。

 

特にアームホールや脇下の身幅は適度に絞りがかけられており実にスマートなつくり。いい意味でダウンらしくないジャケットだ。

 

マウンテニアの保温性能とベンチレーション

ダウンに必要不可欠なものとしてあげられるのは、やはり保温・防寒に関する性能。

 

 

 

メインのヘビーアウターとして真冬の0度を下回る寒さのなかでも悠々と過ごせる暖かさが求められる。

 

ダウンはいつからいつまで着れるか?気温別の適正ダウンについて

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必要とされる機能面に関して、確認していこう。

 

ダウンとフェザーの混紡率

ジャケットの中に入っている素材としてはダウン90%、フェザー10%の混紡率。

 

 

一般的なダウンとフェザーの混紡率はダウンが70%〜90%、フェザーが10%〜30%程度といわれており、こちらのマウンテニアもこの基準に合致している。

 

しかし、素材だけではなく、マウンテニアの保温性能の高さはその機能的な仕様からもよくわかる。

 

ジップとベンチレーション

フロント部にはふたつのジップ。

 

フロントジップとベンチレーション

 

外側のジップを閉めれば外からの空気をシャットアウトしジャケット内の暖かい空気を逃さない。

 

顔半分を覆う事ができるハイネック

 

顔の半分を覆えるほどのハイネックも相まってこの一枚で充分に暖かい。中にはTシャツの上に羽織るだけでも防寒できると言われるまでである。

 

少し飛躍しすぎな感はあるが、それほどに高機能。

 

加えて裾部内側にはスナップ調整が可能なカバーが付属。

 

裾部のカバー、下から冷たい空気が入るのも防いでくれる

 

下から冷たい空気が入るのも防いでくれる。暖気はうえに上がる特性があるため腰元から温めていくのは非常に有効。

なるほど、細部にも抜かりはない。

 

次にフロント部にあるふたつ目のジップについて。

 

 

こちらもうひとつのジッパーに関しては、閉めた際全面のメッシュ部から換気(ベンチレーション)できる用になっており、非常に細やかな仕様。

 

フロント部のベンチレーション

 

フロント部にベンチレーションが設けてあるジャケットは通常あまり見ない。それだけ水沢ダウンが保温・密閉性にこだわりを持ち重要視しているかがよく分かる。

 

そしてその機能へのこだわりはまだまだ続く。

 

脇部のベンチレーション

脇部に配されたジップ。

こちらもベンチレーションとなっており各所のジップと組み合わせる事によりマウンテニア全体で温度調整が可能となっている訳だ。

 

冬の室内は暖房が効いておりむしろ暑いケースも多い。そんななか各調整により快適に着用する事ができる。

 

マウンテニアの防水性能

水沢ダウンの特徴のひとつとして止水テープ加工があげられる。

 

マウンテニアの止水ジップ

 

ご存知のとおりダウンは水に弱い。水に濡れ、ダウンに浸透することによりその性能は損なわれる。

 

水沢ダウンの止水ジップ

 

そこで止水ジップの登場である。マウンテニアの顔であるフロント、ポケット部には止水ジップが使用され、しっかりと防水。見た目にもほどよいアクセントとなっているのが素晴らしい。

 

 

 

パラフード

マウンテニアのフードにはパラフードという大事な機能が備わっている。

 

 

簡単に説明するとフード部分が普段は閉じていてジップにより開閉できる仕組み。

 

開ける際はこのように取っ手をジップ側から反対に引っ張りはずし、

 

 

そのまま手でジップ部を開く事ができる。

 

これは着用したままフードを開く事ができるため便利。降雪時にフードに雪が溜まる事なく必要な場合にのみ開き使用する事ができる。

 

普段は閉じている事によりすっきりした襟元になりミニマルなルックスをさらにスマートに見せてくれる。

 

水沢ダウン・DESCENTE ALLTERRAIN(デサントオルテライン)とマウンテニアのまとめ

以上、水沢ダウン・デサントオルテライン(DESCENTE ALLTERRAIN)とマウンテニアについて。

 

見た目からは想像できないほどの高機能、シンプルデザインと高スペックの融合を感じるこだわりの大定番。

 

確かに高価なアイテムではあるが、それを払拭するほどの実用性と魅力はここにあった。

 

真冬が楽しみになる一品。じっくり使っていくことにしよう。