真冬の代表アウター、ダウンジャケット。

ダウン素材がもつ保温力は他のアウターに比べても非常に高く、寒い冬においてつよい味方となる。
今回は、そんなダウンジャケットをいつからいつまで着るかについて。
気温は何度から何度まで着れるのか?
着用に適切な時期と気温ごとの着用感に触れながら確認を進めていく事にする。
ダウンジャケットは気温何度から何度まで着れるか?
ダウンジャケットの最大の特徴は、そのあたたかさにある。

しかし、暖かすぎるのは注意すべき所にもなっている。
防寒の為に着てみたものの必要以上に暑くなってしまったり、蒸れて汗をかいてしまったりとウィークポイントにもなり得るという事。
その為適切な時期と気温、着こなしを把握したうえで使っていきたい。
では本題のダウンジャケットは気温で何度から何度まで着れるか?
具体的に確認していこう。
気温ごとのダウンの着こなし
まずは、ダウンジャケットの気温ごとの着こなしについて。着用可否やコーディネートに触れながら掘り下げていく。
15度以上
まずは気温15℃以上。
もちろん、ダウンジャケットを使用するのにはまだまだ暖かすぎる気温である。
アウターとしては、デニムジャケットや軽いブルゾンなどがメインとして着用される為、ダウンを使用する必要はないだろう。

しかし、朝晩の冷え込みの際に取り入れたり、アウトドアやスポーツ、体感温度が下がる場合であれば薄手のものとベストタイプの使用は可能。
かといって、ここまで暖かい気温でダウンを使用する事について少し無理がある。
正直、他アウターで代用するのがベターであると考える。
15度以上は基本的にダウンの着用には適さない。
10度〜15度
続いては10℃から15℃の気温帯。
一般的なアウターが活躍する気温だと言える。
薄手のトップスのみでは肌寒く、過ごしづらくなってくる気温であるがダウンジャケットをそのまま着るにはまだまだ暖かすぎる。
この気温帯でのダウン着用であれば、ロンTなど軽めのインナーを使用し、ダウンは薄手のもの限定で取り入れるのが良いだろう。
朝晩の急な冷え込み時限定であれば、ダウンベスト、ショート丈で極力薄手のダウンであれば適切に使用できる。
しかし、ここでも積極的にダウンを着用しなくてよいと考える。
バブアーなどコットンジャケットにとっては適正気温

5度〜10度
そして、5℃から10℃。冬アウターがメインで活躍する気温帯。
ウールコートや厚手の中綿ジャケット、その他ヘビーアウターを使用する機会も多くなるこの気温では、当然ダウンジャケットの保温性能も発揮される事になる。
それでも、ダウンによってはまだまだオーバースペックで、薄手のインナーを少ない枚数に限定して使う事で快適に使用する事が可能である。
5℃から10℃は薄手のインナーに軽く羽織る。
コーディーネートのひとつとして上手にダウンを取り入れたい気温帯といえるだろう。
−5度〜5度
−5℃から5℃。いよいよマイナスの気温帯で、ダウンジャケットの本領発揮といった所。
マイナスの気温のなかでも、ダウン以外のウールコートや中綿ブルゾンなどは着用可能である。
しかし、厚手のインナーを使ったり、マフラーや小物類をうまく併用しないと防寒が難しい。
一般的なアウターであればマフラー・厚手のインナーの併用が必要


そこでダウンの登場だ。
通常のダウンジャケットはもちろん、ハイネックやフード付のものを選択すれば一枚だけでも十分に暖かく使用する事ができる。
5℃からマイナス5℃まで。ダウンの保温力が試されるのがこの気温帯。
レイヤードに頼らない軽快な着こなしで寒さを乗り切れる為積極的に使っていきたい。
−5度以下
最後はマイナス5℃以下。
地域によっては体感できない気温帯で、厳しい寒さでのアウター使用。
このぐらいになると、標準的な中綿アウターやウールや起毛素材を用いたジャケットやコート類では簡単にしのぐ事はできなくなってくる。
もちろん重ね着や冬小物を使用することである程度乗り切ることはできるが、ダウンであれば問題は解決する。
機能性のあるダウンジャケットや着丈が長いタイプのダウンを選択すれば手軽に暖かく過ごす事ができる訳だ。
ハイスペックなダウンが活躍するのはこの気温帯のためどんどん使っていきたい。
高機能かつ優秀なデザイン水沢ダウンのマウンテニアについて

マイナス5℃以下の気温は他アウターでは厳しい状況だが、ダウンを適切に使用するれば実に快適に過ごす事ができるだろう。
ダウンジャケットいつからいつまで着れる?
さて、ここまで気温ごとのダウンの着用について考えてきた。
結果ダウンジャケットはいつからいつまで着れるだろう?
答えとしては、
ダウンは10度から−5度以下まで。
時期でいう所の11月頃から3月頃までの気温帯で着る事ができる。

その他の気温帯でも特殊な環境(極端に冷え込む朝晩や野外の限定使用)時は使用可能だと考えている。
そして、後述する季節感に気をつける事でダウンはさらに着こなしやすいものとなるだろう。
引き続き季節ごとの着こなしについても確認していく事にする。
ダウンが着れる時期(季節)
ダウンジャケットを着れる時期(季節)について。
先に考察したとおり気温だけでみれば10度から−5度以下、11月頃から3月頃までは着用可能。
しかし、気をつけるべき点は季節感となる。
気温だけで計れない季節感
ダウンジャケットと季節感について。
例えば、地域によるが、4月にもなれば平均気温が15度を越す場合も多い。そんな中、日によっては10度を下回タイミングもあるだろう。
このような場合、気温だけで見ればダウンは着用可能である。しかし、見るからにあたたかそうなダウンを着用してしまえば「暑そう」「厚着している」と見られてしまう可能性が高い。
気温だけで見れば適性気温だったとしてもである。
ここが難しい所で、気温だけではなく服には季節感があるという事。
4月のダウンが季節はずれに感じる理由
4月のダウンに「暑そう」「厚着している」などの違和感がある理由は多くの人が既に春用の軽アウターを着てしまっているから。
新しい季節が到来しているのにそれに合わせてアウターを使わない事自体が「季節感がない」状態を作っているのである。
もちろんこの時期にダウンを着ていけない訳ではないが、極端にいってしまえ4月になったら少し寒くてもスプリングコートや春アウターを着用しようという事。
スプリングコートと種類について

ダウンをいつからいつまで着れるかを考えるうえで、「季節感」を大事にしようという考え方になる。
先取りした季節感はもとに戻しづらい。
4月のダウンが季節外れに感じる理由はここにあった。
まとめ
以上、ダウンジャケットはいつからいつまで着れるか?について。
気温別着こなしや着用可否、季節感への配慮など様々な視点から確認することができた。
もちろん、ダウンを気温や時期(季節)にしばられる事なく着用してかまわない。
しかし、暖かい、寒い、気候の変化がある以上、ある程度適性かつ自然に着こなせる目安はあると考える。
ダウンの保温性とベンチレーションは最大限に活かすもの。
薄手厚手を適正気温で選び、冬の季節を楽しもう。




















