冬。保温性のあるアウターや重ね着が求められる季節。
このように寒い冬においてはどのような着こなし(コーディネート)が必要になっていくだろう?
今回は、寒さ対策とおしゃれとその両方が大事となる冬の着こなしについて。
じっくりと見ていきたい。
冬の着こなし
冬特有の着こなしについてまとめてみた。
重ね着
外の気温が低いという事はアウター・トップス・インナーと必然的にレイヤードが生まれる。
だから重ね着を上手にこなすのは冬においては必須事項となる。
アウターのセレクト
冬の着こなしにおいて最重要アイテムであるアウター。この着こなしがキマればコーディネートは上手くいく。それはシンプルにアウターの面積が大きいためでありコーディネート全体を簡単に左右してしまうからである。
アウターにお金をかけるべきか?
まずはセレクトにこだわり、着方にこだわる。
アウターは冬の着こなしの肝となるだろう。
外と室内の温度差
外気温が低い冬。
しかし、寒いからといって考えなしに厚着をすればよい訳では無い。
その日は外で過ごす時間が長いのか?室内でアウターを脱いでいる時間が長いのか?1日の温度差はどれぐらいなのか?
その日の着用環境を考える事で適切な服装は決まる。
TPOにあわせて服を決めるのはお洒落の基本。
温度差や着用環境に目を向けることはスマートな着こなしへ繋がっていく。
冬の重ね着について
冬のコーディネート。ひとくちに言ってもたくさんのパターンがあるが、必然的に増えていくのが重ね着(レイヤード)を使った着こなし。
ここでは冬の重ね着で使用されるパターンごとに組み合わせを検証していこう。
アウターとトップスのレイヤード
アウターと中に着るトップスのふたつの組み合わせ。
アイテム数が少ないため色や素材、ボトムスや靴とのバランスの取り方でその着こなし全体が決まる。トップスの襟のかたちや色柄などが大きく作用するレイヤード。
ネイビーのシックなアウターにインのトップスを明るい色で合わせる。重くなりがちな冬の着こなしに軽さを取り入れるレイヤード。
アウターとトップスの関係や色の分量に注意し組み合わせる。
アウターとトップスとインナーのレイヤード
アウターとトップスに加えインナーも見える(見せる)場合の組み合わせ。インナーが見えることによりさらにアクセントやポイントが追加される。
ニットの中からシャツの襟をのぞかせたり裾から明るい色を出して見せる。フードのトップスを使用したりクセのあるネックラインのインナーをチラ見せするのも良いだろう。
ワンパターンに陥りやすい冬のコーディネートにおいては非常に有効。アウター・トップス・インナーとみっつの組み合わせ次第で多くの変化をつける事ができる。
インナーの白シャツが見える事によりアクセント、抜け感が表現されている。
アウターオンアウター
アウターをふたつ使用する組み合わせ。一見難しく見える為敬遠する人も多いが冬コーディネートのセオリーとなりつつある。
アウターオンアウターについて
着まわし、防寒を同時におさえつつ真冬の着こなしを表現できる着こなしがアウターオンアウター。
アウターのみ
最後にアウターのみ見える(見せる)組み合わせ。
つまりは重ね着(レイヤード)を見せない着こなし。
アウター前部のジップやボタンを閉めアウターしか見えない状態をつくりアウターの選び方やデザインだけで構築する着こなし。
簡単なようでごまかしがきかない冬のコーディネートのひとつでアウターのセレクトやシルエットの組み方が着こなしに直結する。
冬の室内温度とアウターについて
冬は寒い。しかし注意すべき点は寒さだけではない。
じつは冬は暑い。
そう室内の事である。もちろん場所によって異なるが暖房がガンガンにきいており外と同じ格好をしていては暑くてたまらないケースに遭遇する。室内を寒くしておく訳にもいかないし室内にいる人に温度をあわせているのだから仕方のない事なのだろう。
このように外と中、温度差がある際のアウター使いについて見ていこう。
室内温度でも対応可能なアウター
比較的薄手のアウターを使用したり保温性能を落としたもので暑すぎない様調整する。例えば室内での活動が長い日であれば室内の温度に寄せた重ね着をするのもひとつ。
アウターを脱ぐ
室内でアウターをその都度脱ぐ。手に持つ事ができるボリュームのアウターを選びトップスでいる事を重視してのコーディネート。
小物で温度差を調整することもできる
以上、冬の着こなし(コーディネート)におけるアウターとレイヤードの関係。仮にアウターを1着しか所有していなかったとしても重ね着の組み合わせを追求するだけでその幅は広がる。
アイテム数の要素が多い冬こそひとつひとつをシビアにセレクト。
春の着こなしについてはこちら
秋の着こなしについてはこちら
着こなしと組み合わせで魅せる。