金子眼鏡店(かねこがんきょうてん)について
金子眼鏡店(かねこがんきょうてん)Kaneko Optical:福井県鯖江市にて創業(1958年)のアイウェアメーカー。
鯖江は世界的にも有名な眼鏡の生産地。雪深い地域の為に農家が副業として始めた事から普及していった。今に続く「鯖江の眼鏡」はここから始まり引き継がれてきたのである。金子眼鏡の製品はこの鯖江の工場にて作られている。
金子眼鏡店は日本国内だけには止まらずニューヨークにFACIALINDEX NEW YORK(直営店)をオープンさせる等の海外展開をみせている。
日本を、いや世界を代表する眼鏡メーカー金子眼鏡。
金子眼鏡の黒縁眼鏡(くろぶちめがね)
自分が愛用している金子眼鏡がこちら。
品番はKC-36 BK
KC-36BK
いかにもカタイ雰囲気をもつ黒縁眼鏡。
かたちはオーソドックスなウェリントン型。古っぽいような新しいようないつの時代にもありうるクラシックフォルム。
このセルフレームはセルロイドの製法のひとつ「ノー芯製法」で作られている。
ノー芯製法
ノー芯製法とはその名のとおり通常は補強のための金属芯を入れる所を入れずに仕上げる製法の事。普通に作れば柔らかすぎてしまう所を寝かせたセルロイドを使用し、強度を保ち可能にしている。
当然手間暇がかかっており、そこからようやく加工作業に入っていく。
機械作業ではできない職人技。
セルロイド最大の特徴である艶と透明感。
深い黒の質感が本当に美しい。
丁番のゴールドが黒を引き立てる。
手に取ればわかる職人技の結晶。金子眼鏡の黒縁眼鏡。
黒縁眼鏡(くろぶちめがね)とクセ
自分がメインで使う眼鏡はこのKC-36の一本だけ。太めで艶感のあるセルフレームが非常に気に入っている。
このメガネ、どちらかというとクセがある様に見えるのではないだろうか?
ウェリントン型自体はベーシックで比較的顔のかたちを問わず使う事ができるかたちである。しかし黒縁、それも太めのセルフレームがもつ「濃さ」がしっかりとクセを与えている。
そもそも黒縁メガネというものは非常に主張が強い。
その特徴について確認していきたい。
→ 顔を濃くみせる
→ 硬い印象
→ 知的な印象
→ 重厚なイメージ
上記のような特色。黒自体が強い色でフレームが太くなればなるほどプラスでクセが強まっていく。
自分の場合は眼鏡を毎日は着用しない。服のコーディネートによって眼鏡とのマッチングが悪い場合があるから。
クセが強い眼鏡だから着こなしの主役にできる場合も多い。
眼鏡とお洒落の関係について
黒縁眼鏡の着こなしとコーディネート
具体的に黒縁眼鏡のコーディネートについて見ていこう。
シンプル。これに尽きる。前述したように黒縁メガネは主張が強い。ただのTシャツ・ジーンズ・スニーカーのスタイルに良い意味での「濃さ」「硬さ」を加えてくれる。
カジュアルな着こなしとのバランス。
メガネ自体はキレイな要素のつよいアイテムである。それでも黒縁のセルフレームであれば普段使いしやすいように落とし込める。
多少ラフな服で組み合わせていたとして、黒縁メガネが程よく中間的な位置に整えてくれる。
キレイすぎずラフすぎない、中庸的な着こなしにしてくれるメガネが黒縁セルフレーム。
(逆にドレッシーに寄せたければメタルフレームの眼鏡を選ぶと良い)
黒ぶちメガネのクセを着こなそう。