G-SHOCK。その名前すら知らないという人はなかなかいない。
それほどに有名、それほどに定番な時計。
今回はそんなGショックの種類と歴史について見ていきたい。
G-SHOCKのはじまり
1981年。
CASIO(カシオ)の開発チームが「落としても壊れない丈夫な時計を作りたい」という強い想いからプロジェクトを開始する。
200以上の試作と二年の歳月を経て耐衝撃の構造を備えたDW-5000Cが誕生。
これが記念すべきG-SHOCK(Gショック)の初代モデル。
そう、初代G-SHOCK(Gショック)は四角型。
歴史はこのモデルから始まった。
なんとこのG-SHOCK、今でこそ不動の人気を誇る時計であるが当時はまるで人気がなかったという。
よくよく考えてみれば納得でそもそもCASIO(カシオ)は時計ブランドではない。
計算機のメーカー。
そんな計算機メーカーが開発した真っ黒なウレタンコーティングの時計はよっぽど異質に映ったであろう。
モノの評価とはわからないものだ。
Gショック人気のきっかけとスピードモデル
今日のGショック人気のきっかけとなった出来事は大きくわけてふたつ。
ひとつめは初代のマイナーチェンジであるDW-5200のアメリカCM。
DW-5200
アイスホッケーのパック(サッカーでいう球にあたる)代りにG-SHOCKをスティックで打つというもので、このCMに疑惑が持ち上がった末に耐衝撃の実証が行われたというエピソードがある。
ここからの全米ヒット。
偶然が生み出したといえここからG-SHOCKの快進撃は続いていく。
DW-5600-1V
そしてもうひとつのきっかけが1984年発表のDW-5600C-1V。
品番よりも「スピードモデル」と言った方が知名度は高いだろう。大ヒット映画「スピード」で俳優キアヌリーブスが着用していたG-SHOCKがこちら。これが爆発的人気を博した。
様々意見や好みはあるだろう。
しかし初代を継承した四角形のフォルム。
G-SHOCKとしてはシンプルな薄型デザインなど実用性を重視したプレーンなかたち。
DW5600E
機能美を集約したこのモデルは現在もバックライト付きのDW5600Eを代表するモデルに引き継がれている。
初代→スピードモデルと続く角Gの遺伝子を継ぐモデル。
バックライトにソーラーが付いたモデルはタフさと機能を同時に備えている。そして初代から続くデザイン、フォルムは普遍的。
なぜ四角型のG-SHOCKは格好良いのだろう?
定番はクセがある
様々種類があるジーショックのとりわけ王道ラインにあたるスクエアタイプのG-SHOCK。
かくいう自分も四角型のモデルを愛用している。
長きにわたる定番G-SHOCK。
四角型の歴史を身に着けよう。