アーペーセー(A.P.C)のジーンズ。

自身が愛用しているプチスタンダード(petite standard)デニムもついに5000時間を経過した。
色落ちのよさ、綺麗なシルエットを両立した魅力的なデニムであると痛感している。
今回はそんなアーペーセー(A.P.C)プチスタンダードデニムの色落ちについて。
そのエイジングと経年変化について振り返っていく事にする。
A.P.Cとデニム(ジーンズ)の種類については以前の記事で

アーペーセー(A.P.C)プチスタンダードデニム(ジーンズ)の色落ちとエイジング
アーペーセー(A.P.C)のジーンズは日本を代表するデニムメーカー、カイハラ社の生地を使い、いわゆるデニム愛好家からの評価も高い。
加えてアーペーセー(A.P.C)というブランドがもつ洗練されたデザインが素晴らしい。
かくいう自分も色落ちの評判はもちろん、シルエットやブランドのミニマライズ思考に魅了され、アーペーセー(A.P.C)ジーンズの購入に至った訳である。
自らが穿き込みを進めているのは、股上は浅く、緩やかなスリムテーパードシルエットのpetite standard(プチスタンダード)。
2017年初めに購入し、気づけば5年以上穿き込みしているという事になっていた。
ジーンズ(デニム)のエイジング方針
このpetite standard(プチスタンダード)。
購入直後にはどうやって色落ちを進めていくかおおまかに方針を決めていた。

下記の通り。
● メリハリ、濃淡ある色落ち
● ファーストウォッシュまではできるだけ洗わず(目安は1000時間)その後は適度に洗濯
● 穴、裂ける事がない様注意する
濃淡を重視しバキバキの色落ちジーンズに仕上げる。
そんな意気込みで穿き込みを開始した訳である。
500時間目の色落ちと経年変化
購入してすぐはリジットや生デニムといわれる糊の効いた状態。
非常にかたく足を通すのがやっとであった。


パリパリのデニムは膝を曲げるのもひと苦労。
今思えば、このようなかたい糊付き状態を楽しめるのはこの時期だけ、もっとかみしめておけば良かったと少し反省している。
これにやや変化が見えてきたのが500時間を経過したころ。

穿き込み500時間経過の全体像。
写真ではわかりづらいものの購入時の黒に近いリジット状態から一段階青くなってきている。

膝裏のハチノスは既にクッキリと。
ブランド推奨な事もあるが水通しせず、糊がパリパリの状態で穿きはじめたおかげであろう。

膝部についてはややシワがついてきているが、まだまだ。

裾部は変化なし。
注意すべき点としてはロールアップ時の折りジワ。他の方の穿き込みでここからから生地が切れて裂けてしまう状態をよく目にしていた為である。
ノンウォッシュのかたいデニム特有の注意点だと考える。
ボトムスのロールアップについて

1300時間目の色落ちと経年変化
続いて1300時間経過時。
まだ未洗濯で穿き込みを進めていた。
穿き込み1300時間経過の全体像。
青みが増してきている。
これを見て感じるのは、既にこの時点でしっかりとシワが定着しているという事。
初洗濯までできるだけ洗わない意味はここにある。
衛生面を考慮すると確かに難しい問題であるが、汗をかきそうな環境では控える。定期的に裏返して天日干しを行う事で乗り切った。
濡らしすぎない程度に消臭剤を使うのも良いだろう。
真っ直ぐ横に入っていくのが特徴的な深いヒゲ。
これはプチスタンダードの股上の浅さからくるものでサイズ選びもジャスト〜タイトでセレクトした所がうまくいったのであろう。
デニム(ジーンズ)のヒゲについて

膝部。
ハチノスに関してもしっかりと濃淡がついてきている。
裾部は折り返しを変えながらロールアップし裂けるのを回避。
バックはポケットの角がよく擦れるらしくアタる箇所だけが白い。
このあと程なくしてファーストウォッシュを敢行。
ジーンズのファーストウォッシュについて

デニムの色落ちとしては中期に差し掛かった所。
引き続き穿き込みを進めていく事になる。
2300時間目の色落ちと経年変化
そして、エイジングは進み2300時間を経過。
二度目の洗濯を終えた直後の記録となる。

穿き込み2300時間経過の全体像。
かなり青く落ちてきてはいるものの、腰回りおよび膝下部はしっかりと濃色で残っている。

迫力のある表情のヒゲ部。
擦れた部分だけが白く落ち、凹部は濃色をキープしている。二度の洗濯ともデニム用洗剤を使用している事も影響しているだろう。
デニム用洗剤について



ハチノスと膝周りのシワもはっきりと刻まれている。

裾部はロールアップ穿き継続のため変化なし。

バックは座りも多いため全体的にエイジングが進んでいる。
ポケットに物は入れないため極端なアタリはダメージは見受けられない。
2度目の洗濯を終えた事もありシワの定着も進み、今後は洗いをかけたとしても同じ箇所にクセは戻っていくだろう。

残りも穿き込みを進め、適度に汚れたら洗濯。
これを繰り返していくだけとなる。
この地道な穿き込みが本当に楽しい。
2900時間目の色落ちと経年変化
続いての進捗は2900時間経過時。

穿き込み2900時間経過の全体像。
ここまでの洗濯回数は3回。
全体が白みがかってきており太もも部も全体的に色落ちが進んでいる。


ヒゲは固定されたシワ部分が擦れて鮮明に色落ちしており、ハチノス部の濃淡もはっきり変化しているのがよく分かる。
ここまでくればクセはしっかりと固定され、放っておいても良いエイジングへと進んでいくと考えている。

膝および太腿部分。
今回もっとも色落ちが進んだ部分はこちらであろう。
ヒザ部はに白くアタリ、放射線状に伸びたシワが美しい。



変化なしの裾部に反して色落ちが進むバックからの全体像。
足を組む際に擦れるふくらはぎと、座ればアタるポケット部のエイジングはグンと進んでいた。
5000時間目の色落ちと経年変化
そして、一区切りとなる5000時間目の色落ち。
洗濯は前回からおおよそ500時間ごとに行なっていった為、4回実施。合計6回の洗いという数になっていた。


穿き込み5000時間経過の全体像。
こだわって穿き込みを進めた事もありメリハリある状態にひとまず満足している。
目立つ穴、破れはなし。

ヒゲ部。
とにかく深く入り、なんならシワによってえぐれている程である。
横に直線的に入っている所が特徴的で腰部上端までヒゲが走っている所も気に入っている。

コインポケット周辺の色落ち。
ポケットに手を入れる際に擦れ、浅い股上のおかげかここにもヒゲのような横方向のシワとアタリが発生している。

膝裏のハチノス部。
まさにバキバキ。つよいメリハリのある色落ち、深いシワにも満足していた。
購入直後はかたすぎて膝を曲げれば痛いくらいだったものが今ではよく馴染みシワがついているのに柔らかい。自分仕様とはこの事をいうのだろう。一部擦り切れで小穴があいているがもはや気にならない。


続いては膝部。
中心部は丸くアタリ線上に広がっていく色落ちが映える。
裏側のハチノスまでつながっていく様はタイトジャストで穿き続けた賜物。
膝下がまだ濃色で残っているため強いコントラストがうまれている。

裾部。
ここはどこまでいっても色落ちが進まない。
少しばかり擦れアタってきてはいるがまだまだここだけは濃色のまま。
一箇所いつのまにか切れてしまったのかひっかけたのか裂けて穴状になっている。原因不明だがこの際アジという事で片付ける事にしよう。

バック。
全体的青白く経年変化しているのがよく分かる。

ベルトループもよくアタリ白くなっているのが分かる。

やはり座りが多いためポケット部と腿部の色落ちは特にすすんでいる印象。
股部分はよく擦れ穴があいてしまう事が多いのだが、状態はキープできているといえるだろう。
まとめ
以上、アーペーセー(A.P.C)プチスタンダードデニム(ジーンズ)5000時間目の色落ちと経年変化。
こうして見直すと、糊がしっかり効いたまま洗わずに1000時間穿いた事で深いシワの定着しメリハリのある色落ちに繋がっていったと感じている。
もちろんデニム(ジーンズ)の穿き方は自由であり人それぞれではあるが、ことアーペーセー(A.P.C)に関してはいわゆる「根性穿き」を実践し、その特色を引き出せたのだろう。
濃淡あり、ダメージは少なく、終盤は適度に洗濯しクリーンに。
方針を守り穿き込みを進めてきたアーペーセー(A.P.C)。
しかし、エイジング(経年変化)に終わりはない。
これからも穿き込みは続いていくのである、






