お洒落(おしゃれ)における色の話。
お洒落を効果的に表現していくには色(カラー)の要素は絶対に外せない。
そう絶対に。
もしお洒落な着こなしやファッションがあったとして、それが全てモノクロの世界だったならとてもつまらないものになるだろう。
パターンのひとつとしてモノクロがあるのは良いかもしれない。
モノトーン(無彩色)についての考察はこちら
しかし、有彩色が一切無いとすれば表現の幅は狭く寂しいものになってしまう。
今回はお洒落における重要な部分。カラーについて考えていこう。
男性にとってのおしゃれにおける色(カラー)について
男性(メンズ)のお洒落におけるカラー。
女性にとって色は身近な話になるかもしれない。
着る服はもちろんだがメイクやヘア、ネイルなど男性と比べ色と向き合う機会は多い。
一方男性は鮮やかな色や明るい色について苦手意識を持つ人も多く、カラー自体に関心がある人が元々少ない気がしている。
男性向けのカラー記事が少ない事もそれを表している。
だからこそ大事。特性をわかった上で好きな色を取り入れ、お洒落の味方にしていきたい。差別化を容易にできるヒントがカラーには隠されている。
「色なんて細かいことを気にするなんて格好悪い」そう思う人もいるだろう。しかし、相手に与える印象の中で色が持つ意味は非常に大きい。
色をはじめとして「似合う似合わない」を知る事は自分の個性を知り表現するための武器になる。
それを使うか使わないか。それは自身に委ねられている。
カラーコーディネートについてはこちら
似合わないをなくす
パーソナルカラーについて
パーソナルカラーとは?
その人が持つ髪や肌、瞳などに自然になじむ(似合う)色の事である。
例えば、服を着た時にこの色は自分に合う。しかし別の色を着るとなにか違和感を感じて似合わない。
このように色についてはなんとなくの違和感や感覚で済まされてしまう事が多くある。
しかし、実際はしっかりと客観的な診断を行い色の似合う似合わないを判断することが可能。それがパーソナルカラー。感覚に頼っていた部分を実用的に使う事ができる。
カラーの入り口ブルーベースとイエローベースについて
フォーシーズンカラーによる色の分類
パーソナルカラーは季節に例え春・夏・秋・冬の4タイプに分類することができる。
これがフォーシーズンカラー。(さらに細かく10タイプの分類もあるが複雑になるためここでは触れない)
基本的にこの4タイプの中に誰もが分類され、似合う色(顔色が明るく見えその人を引き立ててくれる色)を見つける事ができる。
まずは自己診断(セルフ診断)ができる様簡易診断のチェック項目を用意した。
パーソナルカラー自己診断(セルフチェック)
自分でできる簡易診断
下記の10項目A〜Dより自分に当てはまる選択肢を選び、もっとも多かったものから自身のパーソナルカラーを診断する事ができる。
Aの回答数がもっとも多かった場合→ 夏(サマー)タイプ
Bの回答数がもっとも多かった場合→ 春(スプリング)タイプ
Cの回答数がもっとも多かった場合→ 冬(ウインター)タイプ
Dの回答数がもっとも多かった場合→ 秋(オータム)タイプ
と診断される。
もし、それでもわかりづらい場合。
しっくりくるアクセサリー
1.シルバー →夏(サマー)または 冬(ウインター)
2.ゴールド →春(スプリング)または 秋(オータム)
所有している服で多い色
1.黒が多い→夏(サマー)または 冬(ウインター)
2.茶色またはベージュが多い→春(スプリング)または 秋(オータム)
この2項目は非常に答えがわかれやすい為、参考にしていただければと思う。
ではそれぞれの特徴と馴染みやすい(似合う)色を具体的に見ていこう。
フォーシーズンカラーごとの特徴と馴染みやすい(似合う)色
春(スプリング)
明度(色の明るさ)が高くイエローベース(黄みがつよい)のカラー。
クリアーで明るいポップな色が似合うシーズン。雰囲気も透明感があり明るい。
夏(サマー)
明度(色の明るさ)が高く、ブルーベース(青みがつよい)のカラー。
淡く白みがかった柔らかい色が似合うシーズン。優しげな雰囲気が醸し出される。
秋(オータム)
明度(色の明るさ)が低く、イエローベース(黄みがつよい)のカラー。
落ち着いた深みが色のシーズン。シックで大人っぽい雰囲気が似合う。
ウインター(冬)
明度(色の明るさ)が低く、ブルーベース(青みがつよい)のカラー。
鮮やかで濃い、コントラストがある色が似合うシーズン。個性的な雰囲気を持つ。
以前の記事で書いたが真っ黒が似合うのはなんとこのウインターのみ。他のシーズンの人が黒を使えないという訳ではないが注意が必要。
ほとんどの日本人は黒が似合わない?
どの青が似合う?
分かりやすくするため青色に絞り比較表を用意した。一般的には全て青色と言われるもの。
下記の4タイプの中に自分に似合う青が必ず存在する。色へのアプローチが容易になりさらに楽しめるようになる。
春(スプリング) スカイブルー |
夏(サマー) サックスブルー |
秋(オータム) インディゴブルー |
冬(ウインター) ロイヤルブルー |
黄みがつよい 明るい |
青みがつよい 明るい |
黄みがつよい 暗い(深い) |
青みがつよい 暗い(深い)鮮やか |
同じ青色なのに、人によってどの青が似合うか違うということ。〇〇色が似合わないと思っていた人へのヒントが隠されている。
「青が似合わない」という言い方は本来使えず、夏(サマー)だから「黄みがつよく暗い青色は自分には似合わない」という言い方になる。
どうしても細かい説明になってしまうがそういう事。
簡易診断以外で自己診断する方法としては、4タイプの異なる青い布を首から下に当ててみて、顔色が良く最も自分を引き立ててくれる色を見つける事。こうして自分に似合う色を探す事ができる。
もう「〇〇色が似合わない」は止めにしよう。自分色(カラー)を楽しむ。
似合う服を知る骨格診断について