デニム(ジーンズ)の色落ちにこだわりを持つ人は多い。
かくいう自分も、好みの色落ちに仕上げる為、あれこれと試行錯誤しつつデニム(ジーンズ)を着用している。
ジーンズの色落ちについて

ジージャン(デニムジャケット)の色落ちについて

そんな、デニム(ジーンズ)の色落ちを考える上で、切ってもきれないもの。それは洗濯。
通常、洗濯といえば服の汚れを落とし清潔な状態に戻す為のものである。
しかし、デニム(ジーンズ)の場合、ここに「色落ちさせる」「色落ちさせない」の問題が加わる為、ややこしい。
今回は、そんなデニム(ジーンズ)の洗濯の際に使われるデニム(ジーンズ)用洗剤とその種類について。
ジーパンの色落ちにどのような影響を与えるのか?はたして効果的なのか?
くわしく確認していく事にしよう。
デニム(ジーンズ)用洗剤とは?
では、デニム(ジーンズ)用洗剤とは?
どんなものを指していうのだろう。

デニム(ジーンズ)用洗剤。
それは文字通り、デニムの洗濯用に開発された洗剤の事である。
様々な種類があるが、一般的にはデニム(ジーンズ)の色落ちをおさえつつ、汚れのみを落とす為に開発されたもの。
というのも、ジーンズ(ジーパン)をはじめとするデニム製品は洗えば洗うほど色が落ちていき、繰り返すほどに濃い藍色(青色)から白に近づいていく。
くりかえし洗ったデニムは全体的に色が落ち、のっぺりとした印象へと姿を変えていくものである。
それを防ぎ、色が濃いところはそのままに、汚れのみを落としたい。
こういった希望をもとに展開されているのがデニム(ジーンズ)用洗剤。
メリハリのある色落ちを目指した際に大きな手助けとなるわけだ。
※もちろん全体的に薄く色落ちしたデニム(ジーンズ)に別の魅力がある
アイスブルーの色落ちを目指す501について

ジーパン(ジーンズ)洗濯時に専用洗剤は必要か?通常の洗剤とデニム用洗剤の違い
続いてはジーパン(ジーンズ)の洗濯時の専用洗剤の必要性について。
通常の洗剤とデニム用洗剤の違いに触れながら確認していく事にする。
ジーパン(ジーンズ)の洗濯に専用洗剤は必要か?
ではジーパン(ジーンズ)の洗濯に専用洗剤は必要なのだろうか?
結論としては
「必ず必要なものではない」
このように考えている。
なぜなら、デニム用洗剤を使用する意味が「色落ちを抑え汚れを落とす」事にあるから。
これはあくまでジーンズの色落ちにメリハリを与え濃淡のあるものに仕上げるという目的からくるもの。
したがって、コントラストを重視した色落ちを目的としないのであればデニム用洗剤は不要という事になる、
そうデニム用洗剤はできるだけ色落ちさせない洗剤なのである。
だからバキバキのの濃淡ありデニムに仕上げたいと思った場合、もしくはできるだけ色落ち自体させないと考えた場合には、ある意味必須アイテムとなる。
通常の洗剤とデニム(ジーンズ)用洗剤の違い
では、通常の洗剤(普通の洗剤)とデニム用洗剤では何が違うのだろう?
まず、一般的な普通の洗剤には蛍光増白剤や漂白剤、酵素などが含まれているものが多数ある。
これら「白くする為」「頑固な汚れを落とす為」に入っている一部が、インディゴの染料に影響を与え必要以上に色落ちさせてしまうのである。
もちろん、上記が含まれる洗剤をデニム(ジーンズ)に使っていけない訳ではない。
しかし、
「色落ちにメリハリをつけたい」
「色を濃いままに着用したい」
このような穿き方や色落ちを希望する人にとっては非常にリスキーな部分になってくる。
洗剤自体を使わず水洗いのみで洗濯を行う事もできはずるが、それでは汚れは落ちきらず、細菌の繁殖を招いてしまう事も想定される。
そこで、デニム(ジーンズ)用洗剤がつよい味方となってくれる訳だ。
デニム(ジーンズ)用洗剤の種類
では、デニム(ジーンズ)用洗剤の種類について、確認していこう。

デニム用洗剤には色落ちを抑える為、前述した蛍光剤や界面活性剤の使用を控えたものや、色落ち防止剤を使用したものなど多様に存在する。
様々な種類があるデニム用洗剤。
各メーカーから展開されている製品について。その特徴をおさえながら確認していこう。
NANO COLLOID PREMIUM(ナノコロイドプレミアム)デニムウォッシュヴィンテージ5221
ナノコロイドプレミアム(NANO COLLOID PREMIUM)デニムウォッシュヴィンテージ(denim wash vintage)

原料には大豆脂肪酸と精製水のみが使用され、それらを細かなナノ粒子レベルで活性させ、汚れを分解させるという自然に優しい洗剤。

1920年代フランスの薬瓶をモチーフにしたお洒落な器もポイント。
もちろん界面活性剤や蛍光剤、漂白剤は不使用で無駄な色落ちを防いでくれる。
オーガニックかつ実用的なデニム用洗剤。
ジェイウォッシャー(J-WASHER)児島ジーンズ
蛍光増白剤不使用で中性。界面活性剤を4.6%までにおさえた合成洗剤。
無香料、無着色でサラサラした使い心地が良い。
泡が少ないためすすぎもスムーズに行うことができるのも特徴。
色落ち、素材への負担をおさえつつも汚れ落ちが良く、気軽に使用できる所も魅力。
ストゥディオダルチザン(SYUDIO D ARTISAN)7386
国内デニムメーカーの老舗ストゥディオダルチザン(STUDIO D’ARTISAN)のデニム用洗剤。
蛍光増白剤や漂白剤不使用。ヤシ油由来のせっけんを主に使用した合成洗剤。汚れを落としつつも色落ちは最低限に抑えてくれる。
柔軟剤も使われていない為デニム特有のザラ感を残したまま着用することができるのも特徴。
ジーンズ用洗剤(桃太郎ジーンズ)
岡山県は児島ではじまったデニムメーカー桃太郎ジーンズのジーンズ用洗剤。
ヤシ油を原料に使用した液体弱アルカリ性洗剤で、蛍光剤や柔軟剤などの添加剤も不使用。
純石けん配合で洗いざらしの使用感が特徴的。
手洗いでの使用もおすすされている。
水洗いではものたりないがあくまで自然に汚れを落としたい。
風合いをそこなわない使用に最適なデニム用洗剤。
サムライ雷石鹸(サムライジーンズ)
続いては、1998年に大阪ではじまったサムライジーンズ開発のデニム用粉せっけん。
今回紹介する中では唯一の粉石けんで、蛍光増白剤などの添加物は無し。
大豆油を原料としており優しくも汚れはしっかりと落としてくれる。
純石鹸分99.9%で生地に負担を与えず自然な使いごごちを提供してくれる所も嬉しい。
フレディレック(Freddy Leck)デニムソークウォッシュ
フレディレック(Freddy Leck)はベルリンの北部にあるモアビットではじまったメーカー。
こちらのデニム用洗剤は珍しいつけ置きおよび手洗い用
サトウキビエキス配合、やさしい使い心地とさわやかなユーカリの香りが特徴の中性洗剤。
シンプルでかわいらしいパッケージも魅力的だ。
ライオン(Lion)アクロン
そして、ここからは番外編といってもよい一般の洗剤からの紹介。
しかしあなどるなかれおしゃれ着洗いだったり色褪せ対策をほどこしたメーカーの技術力はここにも発揮されている。
ライオン(Lion)のアクロン。
おしゃれ着洗いといえがばこの製品を思い浮かべる方も多いだろう。
独自のキレイ修復洗浄がダメージを消して洗えるのでヨレ、縮みも防ぎながら洗濯する事ができる。
しかも高コスパ。
蛍光増白剤なし、手洗いでも高い洗浄効果があるため、染み付いたにおいや汚れにもしっかり対応する事も可能。
柔軟剤配合およびシルエットキープでシワを戻す効果がある製品につき、デニムのザラ感や自然な穿き心地を重視する場合には注意が必要である。
花王エマール
最後は花王を代表するおしゃれ着用洗剤エマール。

言わずと知れた日本の化学メーカー。こちらのエマールもおしゃれ着洗いの洗剤としてはあまりに有名。
蛍光増白剤および漂白剤不使用で無駄な色落ちをおさえて洗う事が可能。

注意すべき点はシワ、ヨレを戻すリペア効果が施されている所。これはデニム(ジーンズ)のシワを戻してしまう可能性がある。
実際に使用してみて大きな違和感は感じないが、あくまでデニム(ジーンズ)専用でない部分は把握しておこう。
しかし、コストパフォーマンスも非常に高く、色落ちを防ぎつつ汚れを落とすという必要十分が抑えられている為、上手く活用したい。
まとめ
以上、メリハリの効いた色落ちを目指すために使われるデニム(ジーンズ)用洗剤。
一部デニム用とされていない一般洗剤も紹介したが、最終的には成分や用途、洗い方によってしっかり選んでいきたい。
自身の理想のデニムの方向性を知り、それに沿った洗剤を選ぶ事。
これが重要であると考える。
こだわりの色落ちを目指す。
デニム(ジーンズ)用洗剤のセレクトはその大きなきっかけとなるだろう。













