皆さまは帽子を選ぶ際、何を基準にして選んでいるだろうか?
まずはデザインであったり素材、ブランド、持っている服との相性も考えながら選んでいく事だろう。
そして色(カラー)も大事な条件のひとつ。

今回はキャップにおける色あわせについて。考察を進めていこう。
キャップのカラーコーディネート
キャップにおける色の選び方。
どのように選んでいくのが良いのだろうか?
帽子の色
大まか言ってしまえば服を選ぶ際と特段変わりはないと考える。
単純に普段からよく使う色を取り入れれば良いし、逆に目立つ色をポイントとして挿すのも良い。
しかし、帽子は顔まわりに身につけるもの。その為似合う色やかたちなどの影響をもろに受けていく。
だから、ふつうにトップスやボトムスの色を選ぶ時よりも少しだけシビアに考えていきたい。
カラーコーディネート全般についての考察

帽子が似合わない事と色合わせの関係
例えば「帽子が似合わない」と感じている人。
「似合わない」についての考察

よくよく観察してみると帽子の形やかぶり方(浅い・深い)は馴染んでいるのに、どこか違和感を感じていることがある。
そこで次に注目すべきはカラーである。
どんなにかたちや素材にこだわっても色によってその印象は引っ張られる。
※デザイン的には玉房(ポンポン)がありクセのあるデザインだがシックなベージュカラーのため落ち着いて見える
キャップの色あわせについて、掘り下げて見ていこう。
帽子の色合わせのポイント
キャップをカラーコディネートするにあたりいくつかのポイントに分けて見る事にする。
ベーシックカラーを使う場合
まずはモノトーンやネイビー、普段よく使うベーシックカラーを使う場合。
コーディネート全体の明度(めいど)に注力して選んでいきたい。
明度で選ぶ
明度といえば白は明るい色、黒は暗い色、グレーはその中間。
これが基本となる。
黒色についてはこちらを

コーディネート全身でこの明度を見ていくとして、全体で明るい色の分量と暗い色の分量に偏りが出ないようにする。
どちらかだけが多いとメリハリがなく着こなしが難しくなるからである。
全身真っ黒や真っ白は良くみえづらいという意味。(上手な方はそれでもシルエットや着こなしでバランスを取っている)
暗い色が多い場合
このように白インナーをしっかり見せて明るい色を足しているがダークトーンの分量が多いため色以外でバランスを取ってあげる必要がある。
中間色を使う
中間の明るさであるグレーのキャップを用いたコーディネートが下記。
この着こなしでキャップを黒に変えたとすれば、全体のメリハリが無くぼんやりとしたコーディネートになる。
帽子にベーシックカラーを使う場合は全体の明度に注目し、明るすぎないか暗すぎないかでバランスを整えるとまとまりやすい。
帽子で差し色を使う
赤や黄、発色の良い青など目立つ色を帽子で取り入れる場合はコーディネートにコツがいる。
全体につよい色を。他の箇所はモノトーンをメインにして抑える。
キャップ以外の服で使っている色みと同じものを使う。この分量についても多すぎるとうるさく見えてしまう為注意が必要だ。
同系色で馴染ませる
上記のコーディネートの場合、茶系の靴の色みを拾いつつも赤を一点のみ使用しているから映える。
インナーやパンツにも赤を使っていたらうるさく見えていただろう。
このようにキャップの色選びは全体のバランスを大きく変える。
帽子(キャップ)は着こなしの最後を飾るもの。色を使いこなし思いきり飾ろう。