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デニムのセットアップについて
セットアップとは?
ファッションにおけるセットアップとはトップスとボトムスを上下セットで着る事。
代表的なものとして上下のスーツスタイルもそれに該当する。
デニムセットアップとはその名のとおりデニム素材での上下セットの事。上下デニムやデニデニ、デニムオンデニムなどとも呼ばれる組み合わせ。
もっとシンプルに言えばデニムジャケットにジーンズ(ジージャンにジーパン)の組み合わせの事。
上下デニムはダサい?
しかしこのデニムセットアップ。
一般的にはダサいと言われることも多い。
なぜだろう?
上下同じなのだから格好良く着こなしやすいのでは?
実際上下で同素材、同系色、同テイストとコーディネートをまとめやすい要素は並んでいる。
しかし、そう簡単にいくものでは無いようだ。
一般的に格好良く見えなかったり、難しい、ダサいとまでいわれてしまうのは何故だろう?
詳しくみていきたい。
デニムセットアップが格好良く見えない理由
カジュアルすぎる
デニムそのものがカジュアルの象徴。
もともとがワークウェアなのだから当然なのだが、「お洒落に」着こなすには少し工夫が必要で、ただ合わせただけでは野暮ったくなりやすい。
どうやら一定のコツがいるようだ。
シルエットを作るのが難しい
上下で色の境目がないため、メリハリがなく足が短く見える。
シルエットとしてもゆったりならゆったり、タイトならタイトにと、そのまま見えてしまう為ごまかしが効かないのが特徴。
こちらはジーンズをタイトにしてきれいに見せている好例。
デニムオンデニムが難しいと言われるのはサイジングの重要性(比重)が大きい為だろう。
色
上下同系色になるわけだから色数も絞れるし着こなしは簡単になりそうなもの。
しかし、その分色みに注意が必要となり上下の濃淡、分量、バランスなど細かな箇所が重要になってくる。
デニムジャケット(ジージャン)の色落ちについてはこちら
以上のようにデニムのセットアップには難しい要素が多い。
しかし、だからこそ着こなしたい。
お洒落に見えるデニムセットアップについて、さらに掘り下げていこう。
デニムセットアップでお洒落に見える人の共通点
実際、上下デニムでもダサくならず非常にお洒落に着こなしている人も存在する。
よく観察していくと、いくつかの共通点とポイントが見えてくる。
具体的に確認していこう。
サイジング
シルエットがいずれかでまとまっている(Iシルエット・Aシルエット・Yシルエット)。ぼんやりしたサイジングではなく、あくまでメリハリがついているという事。
サイジングについてはこちら
自分に合う好みのスタイルであるのは前提、その上でサイジングがこなせている人はとてもお洒落に見える。
上下の色のトーン
上下の色を同じに合わせるもしくは上下色は同じでもトーンを思い切り変える。
中途半端に色みが違うとちぐはぐに見えるのでしっかり合わせる。もしくは、全く異なるものを組み合わせることでバランスはとりやすい。
ベターなデニムセットアップといえばリジットデニムの上下。
さらには、同じブランドで同じ生地の上下で合わせることでキマりやすい。
インナーの丈感
セットアップの場合のインナーは非常に大事。上下を分断しメリハリをつけることができるし、デニムと異なった色を使うことにより視線はインナーに引っ張られる。
デニムジャケットから見えるインナーの丈感が重要で、裾から2、3センチインナーを出すと効果的。
袖まくり
袖をまくる&ロールアップや丈調整で見せる。インナーで全体のバランス調整をするイメージ。
デニムセットアップ着こなし(コーディネート)のポイント
どうやら、デニムセットアップとスーツスタイルは着こなし方が似ている。
スーツスタイルとデニムセットアップの共通点
スーツスタイルでシルエットやサイジングが大事なように、デニムセットアップでも同様で、シルエットやインナー、靴の扱いによっては印象が大きくかわる。
上下同じ組み合わせのシンプルなコーディネートゆえにセレクトが印象に直結する。
個性が出やすい上下デニム
上記はルーズなデニムセットアップ。バランスが取れており非常に格好良い。デニムオンデニムがもたらす個性。
このように好きなシルエットやブランドを反映させて上下デニムを楽しむことも可能。
自分の場合は、a.p.cのデニムジャケットとpetit standead(プチスタンダード)の組み合わせ。
ジーンズが同じ色み(色落ち)のため、セットアップで着ている。
上下ともにリジットデニムから着用しているため色落ちもほぼ同じの上下デニム。
ジージャンとジーンズともにタイトなため自然にIシルエットがつくられている。
インナーは白Tをあわせてメリハリを。
まとめ
以上のように、実に着こなしがいのあるデニムのセットアップ。
難しいからこそ差別化してお洒落できる。上下デニムを楽しもう。