冬の必需アイテムであるマフラー。
保温性はもちろん、一枚巻くだけで単調になりがちな冬の着こなしにを加える事ができる。
今回はそんなマフラーの着こなしについて、具体的にみていこう。
冬の着こなしについて
コンテンツ
マフラーを使うメリット
冬の着こなしでマフラーを使うメリットは大きく見て下記の3点。
保温性能
マフラーの保温効果は衣服一枚分に該当する。これは裏を返すと重ね着を一枚減らせるという事。無用な重ね着は着膨れを招いたり必要のないデザインを加えてしまうことがある。
小さな事に感じるかもしれないが一枚分の保温性能。これは大きい。必要な枚数だけを使いマフラーで上手く調節する事ができる。
着こなしのアクセント
黒、グレーをはじめとするモノトーンやネイビー、カーキと濃色で暗い色に頼りがちになる冬のコーディネート。
色柄をワンポイントで使用するにしても少ない分量のマフラーであれば取り入れやすい。
マフラーは冬のアクセント。
着脱が容易
冬にとても困るのが暑すぎる暖房。ひとたび店に入ればアウターを脱ぎたくなる事もしばしば。そういった際にマフラー着用している場合はただ外すだけで調整が容易に行える。
マフラーを使ったコーディネート
マフラーの着こなしについて。
英国の老舗ブランドジョンストンズのカシミヤマフラー
マフラーが合うアウターと着こなし
マフラーを巻くと首元にボリュームがある状態がつくられる。
その為一部のアウターは非常に馴染みやすい。
シンプルな襟元のアウター
代表的なものとしてはチェスターコートやステンカラーコートなどのクラシックなコート。プレーンな襟がマフラーと好相性。
ベーシックなチェスターコート。もともと胸元が開いたデザインであり、開けていても閉めていてもマフラーとの相性は良い。
襟も同色で主張がないため巻き方に変化を入れてもよく馴染む。
アレンジする事によってさまざまに加飾する事もできるのがシンプル襟のアウターの特色。
色合わせも重要で、上記のコーディネートではダークトーンの全身に茶靴と同系色のマフラーを使っている為、非常にまとまりがある。
クラシックなコートにマフラーの色使いが効いている好例。
アウターの前開け
防寒面で考えれば不利ではあるがアウターのボタン(ジッパー)を開けたアウターの着こなし。
そのままマフラーを巻けば非常にすっきりとして見える。
前部の開きに沿ってマフラーのボリューム調整を行い、見せるアウターコーディネート。
上記の着こなしではビビットカラーのマフラーとソックスの色を拾いあわせていて派手色を使いながらもとてもきれいにまとめている。
襟が大きいアウターはマフラーを巻くと窮屈そうに見えるが前開けをして着用する事ですっきりと見せる事も可能。
マフラーが合わないアウターと着こなし
逆にマフラーが合わない(合わせづらい)アウターはどんなものだろう?
襟元に主張があるアウター
例えばフードやボア付き、襟の主張が強いアウターなど。
これらはデザインの主張が足りている為マフラーがなくても良い(無い方が良い)になりやすい。
もちろん防寒面を含めマフラー着用していけない訳ではないのだがデザインが重複しゴテゴテして見えたりボリューム過多で本来のシルエット崩れて見えたりする。
例えば、ボア付きでは無いが手持ちのバブアーのビデイルはコーデュロイの大きな襟が特徴。
襟とバッティングし首元が若干ゴチャついた印象になる。ボディと同色の襟デザインの為そこまでの違和感はないが少し窮屈な組み合わせ。
アウターの前開きをして着用するなどですっきりと見せていきたい。
キャップとメガネとフード
フードがあるもの、キャップやメガネなどの装飾がすでに施されている場合。
上記の着こなしではメガネ、キャップ、フードアウターと装飾が重なっておりそれでも色数やシンプルなデザインのものを使う事でバランスが保たれている。
しかし、ここにマフラーも足してしまったとするとデザインが重複し、ゴテゴテに見えてしまう。
デザインの重ねすぎは難易度も高い。
まとめ
以上マフラーを使った着こなしとアウターとの組み合わせについて。
巻くだけでひとつのデザインを足し、あたたかくサポートしてくれるマフラー。
アウターとの着こなしを楽しみながら寒い冬を乗り切ろう。