【リーバイス501レギュラーのディテールと色落ち(経年変化)】90年代米国製(メイドインUSA)levisについて

リーバイス(levis)の501。

 

言わずと知れたデニムの基本。

オリジナルであり、ジーンズの教科書そのものと言ってもよいだろう。

 

【リーバイス501レギュラーのディテールと色落ち(経年変化)】90年代米国製(メイドインUSA)levisについて

 

自分はデニムがきっかけでファッションに興味を持った。

だからジーンズ、501が無かったらブログを書く事もなかったと言える。

 

今回は、自分にとっても大きな存在。

リーバイスの501について。

 

所有する90年代レギュラー米国製(メイドインUSA)のディテールと色落ち(経年変化)に触れながら、確認していく事にしよう。

 

 

リーバイス(levis)レギュラー501米国製(メイドインUSA)について

まずは、リーバイス(levis)501について。

 

リーバイス(levis)501の歴史と変遷

リーバイス(levis)501と変遷について。

 

1873年に鉱山で働く鉱夫用に作られたワークパンツがその始まりといわれている。

リベット補強という革新的発想が採用されたこのパンツは特許を取得すると同時に501として正式に誕生するのであった。

 

リーバイス(levis)501は現在までずっと同じ形ではなく、製造年や地域、企画によってその姿を変えて存在している。

 

【リーバイス501の37モデル】 LVC(リーバイスビンテージクロージング)1937年復刻版からみるディテールとサイズ感(シルエット)
リーバイス(levis)の501には非常に多くのモデルが存在する。製造年や地域、企画によって様々な仕様があり、見比べていくだけでも非常に楽しい。今回は、そんなリーバイス501の中でも重要な位置付けにある37モデルについて。アーカイブの復刻を...

 

501の歴史的変遷やディテールの違いについては本当に細かく膨大である為、ここで全てをまとめるのは難しい。

よって、ここではおおまかにまとめていく事にする。

 

変遷の際たる部分としてはそのディテール。

初期型からリベットやステッチなどの形や数、あり方が変わっていき、それまで必要とされていたものが時代や環境により省略されいくのであった。

 

出典:levi.jp

シンチバックや特定の部位につけられたリベットがその代表例。

 

くわえて、技術の進歩によって補強の精度や機能性も増していったのが主な変遷。

ディテールとしては省略されいったにもかかわらず、より丈夫で快適に着用できるパンツに変化していったのである。

 

シルエットに関しても変化は見られ、初期型はワーク然とした太いシルエット。

時代が進むにつれて、細みのものへ変わっていく事になる。

 

 

同じリーバイス(levis)501だとしても、時代によって仕様が違うという事。

 

米国製(メイドインUSA)501レギュラーの特徴・ディテール

さまざまな条件により、かたちを変えていったリーバイス(levis)501。

 

自分が現在所有しているのは1990年代米国製(メイドインUSA)レギュラーの501。

ほぼリジット状態の古着を見つけ購入し、穿き込みをつづけてきた一本。

 

 

特徴とディテールについても詳しく見ていこう。

 

シルエット

まずはシルエットについて。

 

リーバイス(levis)501はややテーパードがかかったストレートシルエット。

非常にプレーンなかたちでクセはなく。様々なスタイリングで使用可能な万能シルエットとなっている。

 

全体的に青く色落ちしている

所有の90年代レギュラー501の全体像。

これぞ王道シルエット。スタンダードとはこの事である。

 

70年代の501はこれよりややゆとりがあり、年代が新しくなるにつれ細み、スッキリしたシルエットに変化していった。

多少の変化はあるものの、いわゆる現行品に関してもこのシルエットを受け継いでいる。

 

 

ディテール

501レギュラーの各ディテールについてもふれていこう。

 

501の赤タブ

スモールeの赤タブ。

 

リーバイスの象徴、レッドタブはきれいなインディゴブルーによく映える。

 

2本針のswンタークロスするアーキュエイトステッチ

バックポケット部のアーキュエイトステッチ。

 

ステッチはオレンジ。

本針で縫われており、中央にクロスができるのも特徴だ。

 

リーバイス501のボタンフライ

フロントのボタンフライ。

シルバーのブランド刻印ボタンもシンプル。

 

501といえばシュリンクトゥフィット。

シュリンクトゥフィットとは洗っては縮ませ、自分の体型に合わせながら穿いていく素材をさしていう。

 

洗い後の縮みが出てもしっかり留められるのがボタンフライの魅力なのだ。

 

隠しリベットは無し、バータック仕様

バックポケット裏はバータック(カンぬき)仕様。

この年代では当然隠しリベットも無い。

 

赤耳はなく脇割のレギュラー501

耳なし。

脇割と呼ばれる生地端をロックミシンによるかがり縫い(白糸)が施された仕様はレギュラーらしいディテールである。

 

リーバイスの紙パッチ

紙パッチ採用。

「501」と品番が印字され、お馴染みのツーホースマークが印象的。

 

2頭の馬がジーンズを引っ張る様子が描かれており、デニムの丈夫さをアピールする伝統的なデザインとなっている。

 

旧型に採用されていた革パッチに比べ、洗いによって縮むこともない為取れてしまう事は少ない。

こすれて紙製独特のアジがでるため、その雰囲気も楽しんでいきたい。

 

米国製(メイドインUSA)501レギュラー製造年月と工場の見分け方

リーバイス501は前述したとおり製造年によって仕様が多岐に渡る。

その為、年代判別に関しては愛好家の間でとくに熱が入る部分だあろう。

 

タグによる製造年月と製造工場の見分け方

所有の90年代501に関しても見分け方は存在し、各部位やタグから情報を読み取る事は可能となっている。

まずは内側に縫い付けられたタグから確認していこう。

 

メイドインUSAの内側タグ

メイドイン(MADE IN)USAの表記にサイズ・素材の記載。

取り扱いに関する文言も見て取れる。

 

501のタグによる年代表記の見分け方

そして実は重要な裏面がこちら。

パッと見はよくわからない数字と記号の羅列であるがこれが情報のかたまりとなっている。

 

まずは最下部の記載から。

左側の3桁の数字。所有の501の場合は「553」。

これは製造工場を示しておりどの工場で製造されたかを示している訳だ。

 

続く「0298」の数字。

これは製造年月を示しており、左から2桁目までが月。

3桁目以降が年を指している。

 

これにより、1998年2月に製造された製品と確認する事ができる。

 

トップボタン裏の刻印と米国の製造工場

続いてはトップボタン裏の刻印と製造工場について。

そう、フロントのトップボタン裏には情報が詰まっているのだ。

 

トップボタン裏の5

553の刻印。

内側の製品タグの553の記載とここがリンクしているのが分かる。

 

この製造工場の刻印、5●●のように左側の1桁目が5から始まるものの場合製造工場はアメリカ(米国製)だと判別できる。

メイドインUSAかどうかはここを見れば確認が可能。

 

ちなみに、このボタン裏刻印または内側の製品タグが555だったとすれば、あの有名なバレンシア工場製という事が判別できる。

 

そして、所有の501の553のという製造工場に関しては、かなり調べはしたものアメリカ工場(米国製)という以外は不明なままであった。

今となってはますます希少になっていく米国製(メイドインUSA)のリーバイス(levis)501。

しっかり穿き込み愛用していきたい。

 

リーバイス(levis)レギュラー501の色落ちと経年変化

リーバイス(levis)レギュラー501の色落ちと経年変化について。

 

この501の他にも穿き込みを進めているジーンズはあるが、ほとんどの場合洗うタイミングや穿き方などを細かく考え、慎重にエイジングを進めている。

 

【アーペーセー(A.P.C)プチスタンダードデニムの色落ち】ジーンズ5000時間穿き込みによるエイジングと経年変化
アーペーセー(A.P.C)のジーンズ。自身が愛用しているプチスタンダード(petite standard)デニムもついに5000時間を経過した。色落ちのよさ、綺麗なシルエットを両立した魅力的なデニムであると痛感している。今回はそんなアーペー...

 

しかし、このリーバイス(levis)レギュラー501に関しては良い意味で適当。

 

ざっくり穿いて洗い、気楽にエイジングさせたい。

このように考えていた。

 

3500時間までの色落ちと経年変化について

リーバイス(levis)501レギュラーの色落ちと着用方針について。
 

色落ちと着用方針

リーバイスのレギュラー501米国製(メイドインUSA)の色落ちと着用方針

数回穿いたら洗う

通常の洗剤を気にせず使用

色落ち方針:メリハリにはこだわらず全体的に色を落としていく

着用環境:ロールアップとハーフクッション半々

 

ファーストウォッシュまでは半年穿き続けたものの、それからは2、3回穿いたら洗うを繰り返していった状態。

 

デニムのファーストウォッシュについて

【ジーンズのファーストウォッシュ】デニム初洗濯後の縮みと色落ち変化について
ジーンズ(デニム)の色落ちを進めていくにあたって重要とされているのが洗濯。なかでもファーストウォッシュ(初洗濯)は非常に重要。なぜそのように言われるのか?ジーンズのファーストウォッシュとは?初洗濯が重要である理由ファーストウォッシュとは?ど...

 

メリハリは重視せず、自然できれいなライトブルーを目指して穿き込んでいく。

 

ヒゲ、ハチノスにも特段こだわらない。

不自然なダメージには注意して着用していった。

 

1000時間経過の色落ちとエイジング

1000時間経過時点での色落ちとエイジング。

 

全体像。

 

いくらかメリハリがついているのが分かるのだが、それにしてもこの90年代リーバイスのレギュラー501、色落ちの進みは非常に遅い。

もちろん、穿き方によっての違いもあるのだがエイジングとしては非常にゆっくり進むものと考える。

 

リーバイスレギュラー501の色落ち

フロントのヒゲ部。

 

現状はうっすらといシワが見える程度。

ぴったりサイジングで着用している為、洗濯頻度を下げて穿き込めばメリハリをつける事もできただろう。

 

しかし、今回はあえてヒゲ・ハチノスについては無視して進めていく。

 

リーバイス501の色落ち

バックポケット周辺。

 

座りが多い為か下部を中心に色落ちしている。

洗いが多い為よく縮み、パッカリングもはっきりとしている印象。

たまに乾燥機に放り込む為その影響も受けているのだろう。

 

この501。米国製ではあるが、あくまで90年代の生地である為タテ落ちが見れる訳ではない。

 

レギュラー501は脇割、セルビッチはない

脇割。

 

セルビッチもないので特有のアタリも出ない。

裾もシングル仕上げである為チェーンステッチのようなうねるパッカリングも見る事はできない。

しかし、この自然なアタリが魅力となっている。

 

淡い色落ちを目指す。これもひとつの目標であり、楽しんで進めていきたい。

 

アイスブルーの色落ち2000時間経過後の経年変化についてはこちら

【アイスブルーデニム(ジーンズ)の色落ち】薄いライトブルーの色落ちとコーディネート(着こなし)について
ジーンズ(デニム)の色落ちといえば、濃淡があり、メリハリがついたものが注目されがち。穿き込まれたヴィンテージジーンズや、こだわりの生地を使用したデニムメーカーのもの等バキバキの色落ちを見せたジーンズは確かに格好良い。しかし、想定以上に目立っ...

 

3500時間目の色落ちと経年変化

そして3500時間経過のレギュラー501。

 

穿き込みと洗いが進みずいぶんと変化が見られる様になった。

 

全体像。

白く青くクリーンな色落ちが見て取れる。

 

バック。

フロントよりもアタるためか色落ちが進んでいる。

 

ヒゲはほどほどに、全体的が綺麗な青色に。

 

バックポケットおよび臀部はよく擦れる為白く褪色している。

 

よく洗っているためハチノスはほとんど見られない。

 

フロント部はボタンフライの箇所に沿って色落ちが見られる。

 

膝まわりは程良い色落ちが。

 

紙パッチはよく擦れ文字が見えないほどに。ちょくちょく乾燥機に入れいている為いいアジがでている。

 

美しいブルージーンズまではもうひといき。まだまだ途中といった所。

 

まとめ

以上、リーバイス501米国製(メイドインUSA)レギュラーのディテールと色落ち(経年変化)について。

 

90年代の米国製(メイドインUSA)といってもあくまでもレギュラーモデル。

ヴィンテージに比べればつよいメリハリもつきづらい。

現行の一般ブランドで展開されているリーバイスをモチーフとしたジーンズとも違う。

 

特徴としてはリーバイスらしい、なんともざっくりとベーシックかつ伝統的な仕様。

そのプレーンさゆえに穿き方や楽しみ方も自由。

 

いつの時代もその人らしく好きにジーンズを楽しめる所に最大の魅力があるのだろう。

ジーンズの基本であり王道リーバイス(levis)501。

本当のスタンダードはここにあった。