チノパンとは?
チノ・パンツの略。チノクロスと呼ばれる綿やポリエステル等の生地で作られたズボン(パンツ)の事。
チノパンはよく見かけるパンツのひとつ。中でもベージュのチノパンは老若男女問わず多くの人に愛用されている。
ジーンズ(デニム)を1本手に入れたら次は雰囲気の違うもの。そういった場合に選ばれる事も多い。
しかし、よく見かけるこのチノパン。着こなし(コーディネート)の難易度が高いアイテムだと考える。
今回はそんなチノパンの着こなしについて。
チノパンの着こなしは難しい
チノパンの着こなしは難しい。いったい何故そう感じるのだろうか?
掘り下げて見ていこう。
シルエット
チノパンは元々がミリタリーアイテム。その為オリジナルはストンと落ちるワイドシルエット。だからコーディネートにもコツが要る。
トップスのサイジングやキレイなアイテムとの組み合わせが重要で、上手にバランスを取る必要がある。
色(カラー)
ベージュは膨張色。パンツで取り入れた場合ルーズな雰囲気に見えやすい。
色自体もカジュアルに映る為パンツ以外はモノトーンなどで配色を抑えた方が全体が引き締まる。
カラーコーディネートについて
チノパンのイメージ
お洒落(おしゃれ)な人が穿いているイメージはうすくおじさんっぽい(逆に子供っぽい)等ネガティブな印象も強い。
しかし、同時にチノパン特有の優しく柔らかいイメージもある為それを有効に使いたい。
このように考える。
「おじさんっぽく見える」考察
このようにベージュのチノパンは着こなしの難易度が高く、コーディネートに工夫を要するパンツである。
お洒落(おしゃれ)な人がするチノパンの着こなし
お洒落な人はこのチノパンを非常に格好良く着こなしている。
ではチノパンを格好良く着こなす人とそうでない人と一体どこが違うのだろうか?
考察を進めるうちチノパンをお洒落に着こなす人たちに共通点を見つけることができた。
チノパンをお洒落に着こなすポイント
主だったポイントとしては下記の2点。
サイジング
サイジング。ここでもやはり重要になってくる。
サイジングについての考察
わかりやすいのはシルエットを極端にすること。トップスをゆったりのYシルエットで構築するならチノパンを細めに選ぶ。
ジャストなトップスを選ぶAシルエットでコーディネートするならしっかりとしたワイドなタイプや自然な太さのものを。
テーパードがかかっているものだとワイドシルエットでもすっきりと見えバランスが取りやすい。
一番難しいのは中途半端なサイジング。メリハリをつけてコーディネートするのが有効。
色使い
まずチノパン本体の色味について。
同じベージュでも黄みが強いのかグレーっぽいのかで見え方が違う。細かい事だが他のトップスや靴との相性も変わってくる。
お洒落(おしゃれ)な人は色みをよく見て判断している。ベージュのボトムスはかなり明るい色の為組み合わせに注意する。
黒(ダークトーン)トップスでメリハリを。
もしくはトップスも明るいもの組み合わせ、インナーと靴をダークトーンで引き締める。
以上のようにポイントを押さえて着こなしたい。
モノトーンの着こなしについての考察はこちら
チノパンは普通に見えやすい
ベージュのチノパン自体は非常にベーシックなアイテム。
様々な服に合わせることができ一見すると使い勝手が良い。しかし違和感なく合わせやすいだけにどこか普通の装いに見えてしまう。
ネガティブな意味での「ふつう」
脱普通ファッションについての考察について
この普通をサイジングや配色を用いてくずしていくイメージ。
ベージュのチノパン。メリハリある着こなしを。