アーペーセーのジージャン(デニムジャケット)。
梅雨のジメジメする季節は着れず、夏の暑い日も着れずと歯がゆい時期は通り過ぎ、ようやく着用に適した季節がやってきた。
デニムジャケットと時期(気温)について
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デニムジャケットは色落ちが遅い?
前回の記事からも着用し、色落ちを進めてきている。
しかし、一般的に言ってジージャン(デニムジャケット)はジーンズのそれに比べ色落ちが遅いと言われている。
それは何故だろう?
ジージャンの色落ちが遅い理由
ジージャン(デニムジャケット)の色落ちが遅い理由は、考えるに二点。
トップスはジーンズ(ボトムス)に比べ擦れない
ジーンズは歩く際、座る際、よく擦れる。
ジージャンももちろん動けば擦れるのだがジーンズのように太ももや膝が擦れたり、屈伸することでシワ(ハチノス部)のアタリがついたりと比べるとせいぜい腕や袖の部分ぐらいでアタリは付きづらい。
だから色落ちしない。
毎日着用できない
ジージャンは毎日同じものを着る事ができない。
いや、物理的には毎日着る事もできるのだが、ジーンズを毎日穿く場合と比べ、毎日ジージャンを着るとなると多少の覚悟が必要だ。
それは「あの人毎日同じ服(ジージャン)を着ているな」こう思われてしまいやすいからである。
ジーンズならばそこまで目立たない、ボトムスの方が同じものを着まわしても自然に見えやすい。
とにかくジージャンが好きで人に何を思われても良いと貫ける人ならば問題ない。
しかし、現実的にそうもいかない所がある。
着用環境に影響されるジージャンの色落ち
以上のように、ジージャンの色落ちが遅い理由は「ジーンズに比べ擦れない」と「着用頻度」の二点に大きく絞られる。
そして、ジーンズの場合でもそうだが、ジージャンの色落ちも着用環境に大きく左右される。
デスクワークが多ければ袖や肘ばかり擦れるし、荷物を運んだり作業が多ければ正面ばかりが色落ちしていくだろう。
自分が着用のアーペーセーのジージャンもようやく500時間目。どのように色落ちが進んでいるのか、じっくり確認していきたい。
前回までの色落ちはこちら
アーペーセー ジージャン(デニムジャケット)500時間目の色落ち
着用環境→ 着用500時間、未洗い(ノンウォッシュ)、前ボタン開け7割・閉め3割。袖ボタン閉め3割・袖まくり7割。
色落ち指針→ 初回洗いまで長期間維持。濃淡のメリハリときれいな青みの中間をねらう
【全体】
リジットに比べ、全体的に少しずつ青くなってきてはいる。ただ擦れている部分以外はリジットの状態の濃紺にまだまだ近い。
500時間目の印象としては、糊の効果が薄れ、硬さが無くなり(特に腕部)着心地が良くなった。最初についていたシワがようやく固定されてきた所。
正面に変化は少ない。アタリは腕、袖、襟の部分に集中している
デニムジャケット(ジージャン)各部の色落ち
【襟】
前回の記事でも述べた所だが、ダメージ注意箇所のひとつ。汚れもつきやすい為、状態に気をつけて着用。といっても極度に暑い日や汗をかきそうな場合は脱ぐ、連続で着ない等の対処しかないのが実情。色落ちは擦れて勝手に進行している。
【袖】
順調に擦れ、色落ちしてきている。この部分こそ人により差が出る部位。袖ボタンを開けて着るのか、デスクワークが多くて擦れるのか、捲っているのでアタらないのか、着用状況で表情は変わる。
個人的には極端におちるのが嫌で捲る事も多いのだがそれはそれでアタリが出ないので袖を出したり、捲ったりとバランスを取っている。
【腕】
変化が見て取れる。可動する部分が色落ち。タイトなサイジングであればもっとハチノスができるのだろう。色落ちの個性が出る部位でもあるし、じっくり育てていきたい。
【脇】
今回もっとも色落ちが進んでいる箇所。まあ、色落ちというより「擦れ」である。
ジーンズ(デニムパンツ)でいう所の股に当たる箇所。ダメージで穴が開く可能性が高いため状態に注意しながら進めていく。
【背中】
ジージャンの色落ちにおける個人的オススメポイント。背中のシワが独特で、リジットから着ていかないと中々できない部位。
座りが多い為正面より色落ちは進みやすいだろう。
まとめと今後の色落ちの進め方
以上500時間目の時点での色落ち現状。
今後は未洗いでどこまで引っ張れるか?
それによって濃淡、メリハリが見られるようになるだろう。しばらくは洗わずにひたすら着込んでいく。実際はここからが踏ん張り所。
デニムの色落ちによる個性。ここから加速していく。